『 Space Dye Vest 』 ドリーム・シアター
・・・えっと、最初に申し上げます。
いま気分が落ち込んでいらっしゃる方がいらっしゃいましたら
今回ご紹介する曲は聴かない方が賢明かもしれません。
一応プログレッシヴ・ハードロック/ヘヴィメタルにカテゴライズされる曲なんですけど
まァ~とことん暗い曲ですヨ・・・(><)
超絶技巧集団:ドリーム・シアター(以下:DT)の曲としては
変拍子とかドラマティックな曲展開とか、そういうのは感じられません。
ただひたすら、暗い(笑汗)
この曲を作曲したのが
本アルバム製作後にバンドを脱退したケヴィン・ムーアさん。
個人的には
リック・ウェイクマン(ex.イエス)と並んで、最も好きなキーボーディストです。
ケヴィンさんのキーボードは
どちらかというとクラシカルなスタンスの音じゃないかと思います。
ピアノの音も然り。
キーボードのストリングスの音も然り。
私は特に彼のストリングスの音が大好きなんですよね~ ♪
ホントに暗い曲だから心してお聴きください m(_ _)m
・・・はァ~、ドヨヨ~ンとしてきた(笑汗)
でもネ
ただ単に暗いだけじゃなくて、曲全体が静かに美しいと思っております。
この曲に限っていえばおそらく
ケヴィンさんの意向が相当強く反映されていると思います。
DTの曲というよりむしろ、ケヴィン・ムーアの曲なんでしょうね・・・
(ケヴィンさんが彼女にフラれたときの思いを綴った曲だとのこと)
それでも
個人的にはアルバム『AWAKE』収録の中でもかなり好きな曲なんです。
多くのDTファンの方も仰っています。
「ケヴィン在籍時のDTがイチバン良い」
私はそこまで思ってはおりませんけれど
それでもたしかに
ケヴィンさんが在籍していた頃のDTの曲には、瑞々しさというか艶があったように思います。
メロディにインテリジェンスが感じられて
(これでもか!)と言わんばかりの、過度ににテクニックを披露するような展開でもなくて・・・
・・・いつの日か
ケヴィンさんがDTに復帰するなんてこと・・・多分ないでしょうけど
そうなったら良いなァと、個人的には思うのであります m(_ _)m