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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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キリスト教葬儀の時間設定について

 
いわゆる普通の仏式葬儀って
大体が「開式から閉式~出棺までで一時間」と考えるのが一般的なんです(もちろん例外もありますが)
これに対してキリスト教葬儀はというと
一般的なお葬式であっても、一時間半みるケースが多くなるんです。

これはもちろん、参列者の人数の問題なんですね。

もちろん仏式葬儀であっても
たとえば社葬や企業葬など、参列者が相当に多い場合は一時間半とかニ時間とするケースはあります。
しかしたとえば予測される参列者の人数が100名程度なら、だいたい一時間で収まると考えられます。
ところがキリスト教葬儀だと、そうも言ってられない場合が多いんです。

何故か。

多くの仏式葬儀において
参列者の焼香は、読経の途中から同時進行で進められる場合が多いです。
これに対して
キリスト教葬儀での(焼香に代わる)献花は、典礼が終了した後にはじまるんです。
同時進行じゃないんですね。
つまり、献花に要する時間を、典礼の時間とは別に考える必要があるんです。

(実はこういう事情を知らない葬儀屋さんが少なくない)

たとえばカトリック葬儀の場合
「葬儀ミサ~告別式~献花~お別れ~出棺」という流れとなります。
よって、そこそこの参列者が予測される場合は最初から「一時間半」の予定を組むんです。
プロテスタント教会でも
牧師先生によっては「ゆったりと時間を取りたい」ということで、一時間半の時間設定をご希望される方があります(なかには「ニ時間半欲しい」と仰る先生もいらっしゃいます)


以前
ウチの会社でも、参列者が約800名というお葬式がありました。
(因みにお通夜は1200名でした・・・!)
献花に要した時間だけで、約40分。
幸いと申しますか
式場となった教会が大きかったので献花台を目一杯沢山設置して対応したのですが
それでも時間がかかったのを覚えています。
当初の予測参列者人数が約300名だったので、全然時間が足りません。
そこで急遽、火葬場に事情を話して到着時刻を遅らせてもらえるよう頼んだような次第でした・・・


私たち葬儀屋さんは
お客様とお葬式の打ち合わせの際、予測される参列者の人数をお伺いします。
受付でお渡しする供養品(会葬御礼の御品)の用意のこともあるんですが
キリスト教葬儀の場合
それと同時に「葬儀の時間設定の為」でもあるということなんです・・・






by dscorp-japan | 2014-01-24 01:04 | 葬儀 | Comments(4)
Commented by 牧 政 at 2014-01-24 23:12 x
岡田君 まだ起きているよ。最近のTVの番組が変わったので夜の過ごし方もあちらのチャンネル、隣のチャンネルと決まらない。一時間ドラマは面白いものが出てきたように思う。今日は二時間サスペンス?を。例の本、今日送りました。忙ししいと思うけど時間があったら読んで下さい。
Commented by dscorp-japan at 2014-01-25 00:07
☀牧 政さん。
またもや新しいハンドルネームですね(笑)
でもこれまでのそれよりも良い感じです ♪
お送りいただいた本は順番に読ませていただきます m(_ _)m
Commented by はる at 2014-01-25 15:28 x
800名で献花40分って早いですね!Σ( ̄ロ ̄ )
Commented by dscorp-japan at 2014-01-26 23:50
☀はるさん。
そうでしょ、早いでしょ(笑)
たしか献花箇所を12箇所設けて
さらにお身内側の会社関係スタッフさんが大勢で、献花される方々の誘導をして下さったんですよ~
line

これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
line
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