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いろんな意味でイレギュラー

 
一ヶ月ほど前のことなのですが
いろんな意味でイレギュラーなお葬式をお手伝いさせていただいたんです。

それはどういう意味においてかと申しますと・・・


まず
お葬式の式場が、亡くなられた方が生前入院されていらっしゃった、カトリック系の病院内にある聖堂で行われたということ。
「病院でお葬式」
これもたしかにイレギュラーではありますが、このケースはこれまでにも何度かお手伝いさせていただいております。

次に
亡くなられた方はクリスチャンではありますが、プロテスタントの方だったわけです。
プロテスタントの方がカトリックの聖堂でお葬式をされるのは、たしかに少々イレギュラーです。
どうしてそういうことになったのかと申しますと
亡くなられた方のお住まいはご入院されていた病院から遠く離れた場所でして、元より家族葬をご希望だったということもあって「(亡くなられた)病院内の聖堂でお葬式を」という流れになったということです。
そしてそのご希望を
病院を運営する修道会が快諾されたということなんですね。

そしてさらにイレギュラーだったのは
亡くなられた方は牧師夫人だったということです。
つまり、ご主人はプロテスタントの牧師先生。
ということは
お葬式の司式は当然、ご主人である牧師先生が執り行われたわけです。

つまり
カトリックの病院内にあるカトリックの聖堂において
プロテスタント牧師夫人のお葬式を
ご主人である牧師先生の司式によって、プロテスタント式のお葬式が執り行われた、ということなんですね・・・

・・・これってかなりイレギュラー、ですよね?

            ♢

こうしたケースのお葬式をお手伝いさせていただくたびに思い出すのは
マザー・テレサの精神、であります。

マザーが設立された『死を待つ人々の家』において
すべての死者は、本人の信仰する宗教でのお葬式が挙げられるのだとききます。
カトリック修道女であるマザー・テレサは
自身の信仰するカトリックをことさらに強制することなく、あくまで本人の信仰を優先させたのだそうです。
それはつまり
凡そすべての宗教を、カトリックと同じように尊重したということなのだと思います。

カトリックが優れているとか
キリスト教が優れているとか
マザー・テレサのなかには、そういう狭い視点は無かったのでしょう。
もっと大きな視点
もっと俯瞰した視点から、マザーは人の死を捉えていらっしゃったのでしょう。

「神様はそんな狭い了見の方ではない」

マザーは、おそらくそんな風に捉えていらっしゃったのではないでしょうか・・・

            ♢

つい先日
このお葬式を担当したウチのスタッフの元に、ご主人である牧師先生からお手紙が届きました。
そこに書かれていた御礼の言葉は
私たちにとっても、この上ない有難いお言葉でありました・・・ m(_ _)m
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by dscorp-japan | 2013-09-28 00:00 | 葬儀 | Comments(4)
Commented by はち at 2013-09-28 01:00 x
マザーテレサの生き方は、
「互いに愛しあいなさい。私があながたを愛したように」を表していたと思っています。
死を待つ人の家には、きっと信仰と愛と希望が溢れていたのではないでしょうか。
宗派を超えて、天国へ旅立つお見送りを受け、故人様もきっとお喜びのことでしょうね…
Commented by フランシスカ at 2013-09-28 16:27 x
エキュメニカルですね!

ぜんぜん違うけど、あるお寺でお身内のいらっしゃらない人のお世話をしていて、その方が亡くなった時、その方がキリスト教の信者であることを知り、それを知ったご住職のはからいでお寺で(神父様をよび)キリスト教の葬儀をしたというのを聞いたことあります。

私たち人間にとってはイレギュラーなこと、ですが神様にはそうではないのですよね。きっと、(と思います。)
Commented by dscorp-japan at 2013-09-28 20:09
☀はちさん。
『死を待つ人の家』の理念について思うたび
もしかして天国っていうところにはいろんな町のようなものがあって、そこには「キリスト教街」とか「仏教街」「イスラム街」なんかに分かれてるのかなァ~と想像したりします(笑)
Commented by dscorp-japan at 2013-09-28 20:11
☀フランシスカさん。
そのお話ははじめて聞きました。
素晴らしいお話ですね。

やっぱり
神様は私たちの想像をはるかに超えた、深い度量がおありなのでしょうね。
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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