D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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お墓とは偶像なのか

 
さて。
今年もこの時期がやってまいりました。
明日は彼岸の中日であります。

毎年申しておりますように
私はお彼岸大賛成派、でございます m(_ _)m

キリスト教的にいえば
たしかにお彼岸という概念はございません。
しかし今こうして私たちが生きているのは
私たちを生み育ててくれた両親のおかげであり、両親の両親のおかげであり、そのまた両親のおかげであり・・・
つまり「ご先祖様あっての私たち」であることは疑いようのない事実なのであります。

・・・もちろん神様のおかげであることは当たり前です。
しかし
年に何度かでいいから、神様を差し置いてでも私たちのご先祖様に感謝する日があってもいいと思うのです。

だから「お墓に行こう!」と申し上げているのであります。

            ♢

さて。
お墓に手を合わせることって、偶像崇拝なのでしょうか。

キリスト教的解釈で申しますなら
死者の魂がそこ(=お墓)に留まるということではないということになります。
お墓とは魂の永遠の住処などではなくて、あくまでも遺骨を埋葬する場所という解釈になります。
であるなら
私たちがお墓に出向いて、墓石に向かって手を合わせる行為は偶像崇拝なのでしょうか。

・・・まァ
「偶像崇拝」などという言い回し自体、少々大袈裟なのかもしれませんが・・・


・・・以前にもここで申し述べましたが
お墓とは、私たちが死者を思い起こす為の象徴であると思っております。

おそらく多くの方は、お墓自体に故人の魂が宿っているなどとは考えていないと思います。
(もしも本当に死者の魂がお墓に留まり続けるのだとしたら、私たちはもっともっと頻繁にお墓参りに行かなければならないかもしれません)

しかし、それでも私たちはお墓の前で手を合わせる。
そこに死者の魂はいなくとも
今はこの世を去った私たちの大切な人を思い起こします。
その行為こそが大切なのだと思うのです。

日常生活を送るなかで
私たちはどうしても、年月とともに死者のことを忘れていってしまいます。
そのこと自体は仕方がないと思います。
そして、それで良いのだとも思います。

でも、そのままじゃいけない。
時折で良いから
普段は忘れてしまっていても良いから
折をみて、死者のことを思い出す。

お墓とは
そのためのきっかけなのだと。

私たちは偶像を拝んでいるわけじゃない。
お墓自体を拝んでいるわけじゃない。
お墓を通して
今は “ かの地 ” に赴いているであろう、大切な人の為に祈っているのだと。


カトリックのミサ典礼では
かならず、以下のような祈りが捧げられます。

亡くなったわたしたちの兄弟
また、み旨にしたがって生活し、いまはこの世を去ったすべての人を
あなたの国に受け入れてください。
わたしたちもいつかその国で
いつまでもともにあなたの栄光にあずかり
喜びに満たされますように。

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by dscorp-japan | 2013-09-22 20:46 | 葬儀 | Comments(5)
Commented by フランシスカ at 2013-09-23 04:10 x
私のお墓の前で 泣かないでください~そこに私はいません 眠ってなんかいません~♪なーんて歌もありましたね。

今日はお萩をいただきながら生前よくお萩を作ってくれた叔母を思い出しておりました。
食で季節(文化)を味わえる日本はいいですね(^_^;)
(ただの食いしん坊です。)
日々祈ることの少ない私、故人を思い出した時くらいはお祈いたします。
祈り=会話と考えている私ですので・・・・感謝して、愚痴言って、お願いして・・・最終的には故人のために祈り、自分のことは、ただただ見守ってくださいで終わってしまうんですけどね。(信徒としてこれで良いのか)
お彼岸が明けると本格的な秋の到来、のはず。
病み上がり(?)どうぞご自愛ください。
Commented by dscorp-japan at 2013-09-23 22:34
☀フランシスカさん。
>食で季節(文化)を味わえる日本はいいですね
その通りだと思います。
実はつい先ほど、畏友:西神父と一緒にサンマを食べてきました(笑)
Commented by ルビー at 2013-09-25 22:50 x
ご無沙汰しています。お内佛でもお墓でも何も無いとはわかっていますけど・・・この国に伝えられてきた文化を通して亡き人を思い出すって、素敵なことだと思っています。手を合わせるって自分自身が健康であるから出来ることで(お墓参り)感謝する日だと思っています。
やはりへそ曲がりですかね(笑)
Commented by ルビー at 2013-09-25 22:52 x
春の彼岸には牡丹餅で秋の彼岸はお萩と祖母から教わりました(笑)
Commented by dscorp-japan at 2013-09-27 00:15
☀ルビーさん。
お元気そうで何よりです ♪

ルビーさんは決して “へそ曲がりさん” なんかじゃなくって
死者に手を合わせるなかで、自分が今生かされていることへの感謝をするというのは至極まっとうなことだと思います。

>春の彼岸には牡丹餅で秋の彼岸はお萩
これは正直、存じ上げませんでした m(_ _)m
line

これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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