D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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"Learning to Live" なのです

 
友人のお母様のお葬式は今のところ順調です。
明日がお葬式当日なのですが
私もまたお客様からご依頼いただいたご葬儀の担当を持っております故、参列は難しい状況 (><)
お仕事しながらお祈りさせていただきます m(_ _)m

            ♢

さて。
その友人には妹さんがいらっしゃって
その妹さんにはおふたりのお子さんがいらっしゃいます。
つまり友人にとっての甥御さんと姪御さん。
甥御さん姪御さんからすると、故人様はお婆ちゃまです。
彼らは親しみを込めて「ばぁば」と呼んでいらっしゃいました。


このふたりのお子さんが素晴らしかったんですよ。

亡くなられた “ ばぁば ” は葬儀会館の親族控室にご安置されていたのですが
“ ばぁば ” のお孫さんにあたる姪御さんが、亡くなられた当日からずっと傍にいて、離れようとしないんです。
その御嬢さんはまだ小学生。
でも、胸のあたりで組まれた “ ばぁば ” の手をじっと握っていたり
“ ばぁば ” の眠る横に座布団を並べて、そこに横になって見つめていたり。
昨日は故人様のお身体お浄め(いわゆる「湯灌」)が行われたのですが
お子さん方はそこにも立ち会って
“ ばぁば ” の身体が洗われるところ
お着替えされるところ
お化粧されるところ
ずっと離れずに見つめているんですね。

“ ばぁば ” のことが本当に大好きだったのでしょう・・・


私が「素晴らしい」と申しましたのは
まだ小学生の姉弟であるお孫さんが “ ばぁば ” のお葬式の過程を、つぶさに目に焼き付けようとしていたことなんですね・・・


以前にもここで申しました。
「まだ小さなお子さんであっても
大切な家族のお葬式には可能な限り積極的に関わらせるべきだ」と。

個人的な意見ですが
昨今の葬儀屋さんは、ややオーバーサービスな面があるように思っております。

御遺体をお連れする際。
故人様の御召し物をお着替えさせていただく際。
ご納棺させていただく際。

こうしたお葬式のプロセスひとつひとつに
本来はご遺族が直接手を伸ばして携わるべきだと思っております。
ところが昨今のご遺族のなかには
「そういうことは葬儀屋さんがサービスでやってくれるんだろ?」という解釈をされる方がいらっしゃいます。

・・・これ
決して葬儀屋さんが手を抜いているわけではないんです。
これも以前に申しましたが
正直いえば、私たち葬儀屋さんサイドですべて行った方が手早いんです。
お葬式のプロセスにご遺族が積極的に関わることって
グリーフワークの一環として、非常に大切なことだと思うんです。


だから少しでもいいから
お子様方であっても、家族の一員として可能な限り積極的に関わっていくことが大切だと考えるんですね。
大切な家族を失うことの悲しみを通して
命の尊さを、五感を通して実感するということ。

友人の甥御さん姪御さんは
誰から言われるのでもなく、自らの意思で大好きな “ ばぁば ” のお葬式に関わっていらっしゃったんです。


あの姉弟はきっと
“ ばぁば ” の死を通して、命の尊さをしっかりと学んでいるに違いないのであります m(_ _)m
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by dscorp-japan | 2013-08-25 00:00 | 葬儀 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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