『 Revolution Calling 』 クイーンズライク
「ハードロックとかの話はついて行けませんでしたけれど」と言われたはずなのに。
それに対して
「申し訳ありませんッ」とお詫び申し上げたはずなのに。
「オマエわざとやってるだろ・・・」
・・・バレましたぁ・・・?(笑)
プログレオタクだって、へヴィメタを聴かないわけじゃない。
特に80年代後半って
(今じゃ考えられないでしょうけど)へヴィメタ黄金時代みたいな時期があったんですよ ♪
あの頃って
ホント、雨後のタケノコのようにたくさんのへヴィメタバンドが登場したもんです。
・・・そして程なく消え去る、と(涙)
そんな時期に登場したバンドのひとつがクイーンズライク。
当時は “ クイーンズライチ ” と表記されてましたが、今は “~ライク ” で統一なのだそうな。
シアトル出身(ってことはアメリカですね)なんですが
デビュー当時からの曲調は完全にヨーロッパのへヴィメタル寄り、でした。
ヴォーカルのジェフ・テイト(因みに日本での愛称は『ウルトラマン』)のハイトーンヴォイスが、ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードと比較されたもんです。
それがそのままバンドの対比となって
このバンドについて『ジューダス・プリーストに対するアメリカの回答』なァんて言われてたように記憶します(笑汗)
私はデビュー・ミニアルバム(もちろんLP!)から持ってるんですが
2ndのフルレンスアルバム『 WARNING 』から、ただのへヴィメタバンドとはちょっと違うという片鱗を見せつけられたんですね。
要はへヴィメタにプログレ要素を散りばめたんです、仄かに。
で
3rdアルバムを経て、上記アルバム『 Operation: Mindcrime 』が発表されるわけです。
このアルバムについては、すでに大勢の方が詳しく述べていらっしゃいますので控えます。
ただやはり、へヴィメタルバンドとして発表したアルバムとしては名作の域に入ると思います。
アルバムの曲全体でひとつの物語を語らせるという、いわゆるコンセプト・アルバムです。
・・・そうです。
HM版・ピンクフロイドなのです・・・!
とは言っても、単なるコンセプト・アルバムなら他にもたくさんあるわけでして
そのなかには少々首をひねりたくなるようなものも実は少なくない(汗)
要は楽曲の完成度なんですよね・・・
で、今日はアルバムのオープニングを飾るこの曲です。
基本的にはやはりジューダスを意識した感じの曲調ですが(バンド構成も同じだし)
若いなりにも、それなりに知性の片鱗が感じられる音楽性かと思います。
中間のギターソロとかはあまり面白くないけど。
・・・まぁいずれにしても
私にとっては、このバンドの曲も “ 懐メロ ” のひとつに数えられるわけですよ(笑)