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「時々でいいから」

 
先日までの約一週間
担当者として或いはサブスタッフとして、様々な方のご葬儀に立ち会わせていただきました。
すると必然的に
それぞれのご葬儀において、ご遺族代表の方(喪主様)からの参列者方々に対する御礼のご挨拶もお聞きするわけです・・・


ご遺族代表からの御礼の挨拶に関してよく尋ねられるのが
「何かあいさつ文のひな形ってありませんか?」というご質問。
これは葬儀屋さんならどなたでも経験済みの、いわゆる “ 葬儀屋さんあるある ” ではあります(笑)


ただ
この約一週間で立ち会わせていただいたご葬儀では、それぞれご挨拶される方がご自身の言葉で語られたんです。

そして
奇しくもというか、ご挨拶された方皆様が口にされた言葉。
言葉の選び方や表現は異なりますが
その意味としてはほぼ同じことを仰られたんですね・・・

「いつもじゃなくていいんです。
時々でいいから、〇〇(故人様のお名前)のことを思い出してやって欲しいんです。
皆様との交わりをいただいてきた〇〇という人間が居たということを、どうか忘れないでやって欲しいのです」


・・・もちろん私自身もまた
これまで大切な関わりのあった方を亡くした経験があります。
その時の悲しみは私なりに大きなものでしたし、ショックでもありました。
ところが
やはり時が経つともにその悲しみは少しずつ薄れていき、日々の生活に追われる中、亡くなられた人間を思い出す機会は減っていくものではあります。
しかし
じゃ忘れてしまったのかというと、決してそうではありません。

忘れてはいないけれど、思い出さなくなってしまうんですね・・・


そうして考えてみると
たとえば仏教で言うところの年忌法要というのは、それなりに意味のあることなのだと分かります。
普段は思い出すことが少なくなってしまった、亡くなられた方のことを
こうした節目に集まり共に祈ることで、今一度思い返すことが出来るわけですから。
ただこれは、どうしてもご家族やご親族が対象となるわけです。
それ以外の交わりのあった方々には、そうした機会がなかなか無い。

だからこその、この言葉なのでしょう・・・

「時々でいいから」

この一言は、亡くなられた方のご家族としての、心からの切なる思いなのでしょうね・・・
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by dscorp-japan | 2013-07-23 00:00 | 葬儀 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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