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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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アンテナだけは磨いておかないと

 
先日の記事にも書きました通り
過日ご依頼をいただいたご葬儀のひとつは、以前私が担当者としてお手伝いさせていただいたお客様でした。
今回の担当は、私がすでに他のお客様の担当を持っていた為ウチのスタッフに任せたわけですが
時間の合間を見て、出来るだけお顔は出させていただくようにはしたんですね。

・・・そしたらそのご遺族代表の方が私の顔を見て仰っていただいたんです。

「うわぁ、やっぱり来て下さったんですね。
やはりこれも御縁なんでしょうね」

御縁。
この場合、正確には『御縁』というよりも
すでに以前いただいた御縁を、私なりに意識した結果としての行為だったというだけのことなんです。
・・・しかし
私が顔を出したことでお客様が喜んでいただけたのなら、それはそれで私も嬉しいことです m(_ _)m

            ♢

また少々エラそうなことを申しますが・・・m(_ _)m

キリスト教徒である私も
『御縁』とか『一期一会』という言葉のもつ意味は、私なりに真摯に受け止めようとはしているつもりです。
人と人とが出会うとき
そこには必ず何らかの意味があるはず、と考えるからです。
それを『運命』とまでは言わないまでも
少なくとも、単なる偶然で済ませることはしないよう意識したいと思っております。

元より私、『偶然』という言葉はあまり使いたくないタイプです。
「すべての事象には必ず何らかの意味がある」
と考えるのなら
「それらすべては偶然ではなく必然である」
となるわけですから。

それでも敢えて「偶然」という言葉を使うなら
最初に起こった「単なる偶然(と思われる事象)」を、結果的に偶然じゃないモノに変えていくようにする、と言い換えられましょうか。

「今目の前で起こっている事象の意味を考え、その事象に意味を持たせる」

たとえばそれを人との出会いとしたとき
自分がその人と出会った意味を考え、その出会いを意味のあるものにするということ。

・・・私の場合
人間関係における礼儀とか倫理観などという高尚な考えではないんです。
結局のところ
「そうした方が何かとお得なんじゃないの?」っていう・・・(笑)


・・・ところが、ですね。
そこそこ歳を重ねてまいりますと
目の前で起こる事象のすべてを謙虚に受け止める為のアンテナが、少々錆び付いてきているんじゃないかって気もしたりするんですよ・・・(><)
人生に達観など出来ていないにもかかわらず
さも達観したかのように “ 分かったようなフリ ” をしてしまい
結果、本当は自分にとって大きな意味のある出会いや出来事をスルーしてしまうってことがあるんじゃないか、増えてきているんじゃないかと思うんですよね・・・


・・・そういう私のような人間にとって
「御縁」とか「一期一会」という言葉は、そうした考えを思い起こす為の素晴らしい単語だと思うんですよね。


「何が出来るのか」ではなく
まずは「受け止め」て「考える」こと。
そして
すべての出来事、出会いに対して「謙虚」であること。

・・・もちろんこれは自身に言い聞かせる意味で m(_ _)m


少なくとも
アンテナだけは磨いておかないと・・・
by dscorp-japan | 2013-06-14 00:00 | 思うに・・・ | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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