映画 『カラスの親指』
つまり
一昨日の晩に観た映画というのがこれです。
以前のブログ記事にも書きました通り
原作を拝読しております関係から、映画化されたのも観てみようと思ったわけです。
特にキャスティングの面で
重要な役柄である “ テツ ” を演じられるのが村上ショージさんだというところに興味があったんです。
で、観終わった感想。
まず全体の印象として
原作よりもヒューマニズムに焦点が当てられているような感じでした。
二人の主人公であるタケ(阿部寛さん)とテツ(村上ショージさん)が醸し出す
何ともホンワカとした雰囲気が好印象でした。
視覚的な印象として
背の高い阿部さんとそうでない村上さんが “ 凸凹コンビ ” みたいな感じで微笑ましかったです。
だから
映画の前半は、のんびりと観ていられる感じ ♪
それぞれに哀しい過去を持つ5人が
ひっそりと肩を寄せ合って(とまではいきませんが)生活を共にする光景は、さながら家族ドラマです。
昭和の香り漂う家族の風景って感じでしょ ♪
で、お話は
本題であるところのミステリー&どんでん返し要素をふんだんに盛り込んだ “ 悪の組織 ” との大勝負に移るわけですが・・・
すでに本を読んだ人間から申し上げますと
原作ほどの緊張感は感じられなかったような印象でした。
それが良いとか悪いということではなくて
映画は原作ほどピリピリした感じは無い、ということです。
ただ
5人の挑んだ大勝負の後に明かされる “ 種明かし ” の為の伏線と考えれば
これはこれでアリ、だとも思いました。
・・・う~ん
でもやっぱり私は原作の方が好き、かな(笑汗)
葬儀業界に入る前は、専ら『映画館派』だったんです。
ところがこの業界に入ってから常に電話に出られることが求められるようになり、以降「映画はレンタルで」というスタンスになりました。
『剣岳』、知ってはおりますが観ていません m(_ _)m