再会を祈る
・・・さて。
日々、葬儀屋さんとも思えない能天気な記事ばかり書いておりますが m(_ _)m
一方で一昨日、私が大変にお世話になっておりました方がお亡くなりになられ、昨日から今日にかけてお葬式を担当させていただいております。
亡くなられた方
すでに齢90を超えた方でした。
けれど少し前まではとってもお元気でいらっしゃったんですよ。
いつもニコニコと微笑んでいらっしゃって
私たちのような “ 若輩者 ” どもがバカ騒ぎをしていても、ただただ見守って下さっていたような方でした。
・・・そして。
よろしければ過去記事をご覧ください m(_ _)m
・・・そうなんです。
お亡くなりになられた方は
第二次大戦中にご主人様を戦争で亡くされた、その方だったのでした・・・
若くして愛するご主人様を戦争で失い
その後60年以上もの間、未亡人としての生涯を過ごされたのです。
ずっとずっと
ご主人様を想う気持ちを胸に秘めたまま
いつも朗らかに過ごしてこられた、その方だったのです・・・
・・・今、私の頭の中で彼女の声が繰り返し思い出されます。
「私、時折主人に愚痴るんですよ。
『あなた様はまだ私を迎えに来て下さらないのですか』って」
・・・あぁ・・・
何だかまた目頭が熱くなってきた・・・
私なんぞが多くを語ることは控えさせていただきます。
ただ
今思うこと。
今、彼女が天国でご主人と再会されていらっしゃることを切に祈るばかりなのであります m(_ _)m
ずっとずっと一人の方を胸に秘めたまま想ってこられたなんて、素敵なことですね。
辛い時も、悲しい時も、嬉しい時もご主人に話していたのでしょうね。
たとえ相手の方が先立たれてしまっても、この世でそのように思える人と出会えたことは、とても幸せなことだったのではと思います。
ご主人も幸せ者ですね。
現代社会にあって、一人の相手を愛し続けることの難しさを実感している中で、その大切さを感じました。お祈りしております。
本当の想いって
ご本人だけのものだから私たちには分からないことなんでしょうね。
でも想像するに
“ 早く私を迎えに来て欲しい ” という気持ちがあったのなら
とにかく早く「会いたい」という一念で、何十年も過ごして来られたのかもしれませんね。
お久しぶりです m(_ _)m
きっと
先に天国で待っていらっしゃったご主人様は、両手を広げて奥様を迎えられたことでしょうね ♪
「お帰り」
「長い間お疲れ様」
と声をかけられたのでしょうね ♪
ルビーさんには前回の記事にもコメントをいただいておりましたね m(_ _)m
今回の “ 素敵なご婦人 ” の生きざまを思うにつけ
やっぱり想い続ける心って大切にしたいものだなぁと痛感します。