映画 『それでも、愛してる』
私はジョディ・フォスターさんが好きです。
多分、すべての外国人女優さんのなかでもトップ3に入るくらい好き。
彼女が関わっている映画は
見落としている作品(&日本未公開の作品)以外は全部観ているつもりです。
『ホテル・ニューハンプシャー』と『君がいた夏』と『ネル』が特に好き。
・・・いつかこれらの映画もご紹介します、ネタ切れ対策として(笑汗)
で
才色兼備のジョディさんがメガホンを採った映画、三作目。
私としては、観ない理由が無いのであります。
DVDがレンタル解禁となるのを待って
この忙しいのに、睡眠不足を覚悟の上で夜更かしして観ました。
(映画のあらすじなどの情報は公式サイトでどうぞ)
原題の『 The Beaver 』とはつまり
主人公のウォルター(メル・ギブソンさん)がごみ箱で拾い、左手にはめたビーバーのぬいぐるみのことですね。
このぬいぐるみをマペット(=操り人形)として扱い
うつ病を患うウォルターは、自己以外の人間とのコミュニケーションのクッション役として駆使します。
自分の言いたいことはすべて “ 左手 ” に代弁させる、と。
この
一見薄汚れたようなビーバーのぬいぐるみによって、ウォルターと彼の経営する会社、そして彼の家族に大きな変化が訪れます。
果たしてその変化は良いことなのか悪いことなのか・・・
(ネタばれになるので詳しくは書けませんが)
映画の終盤
ウォルターは、ちょっと衝撃的な方法で現状の打破を図ります。
観る方によっては(何もそこまでしなくても)と考えられるのかもしれませんが
私個人としては、すごく納得できる対処法ではありました。
失うものは決して小さくないけれど
ウォルターにとっては、ああすることが必然だったのだろうと。
・・・少なくとも
いわゆる “ 最悪の選択 ” よりはずっと前向きです。
だからこそ
事件の後、それまでウォルターを毛嫌いしていた彼の息子が言うんです。
「生きててよかったね」