D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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ある朝

 
朝。

私は広い和室で、故人様と二人きりだった。
病院で着せられていた浴衣を脱がせてから
ご遺族のご用意された衣服にお着替えさせた。

すごく痩せていた。
手首も足首も
私の親指と人差し指で作る輪に入るくらいに。

少しだけ便が漏れていた。
ウェットティッシュで拭いた。

そういう姿を私なんぞに見られて
この人はさぞ嫌な思いなんだろうと思う。
だから私は何度も小声で「ごめんなさいね」を繰り返しながら作業する。

そして思う。
(オレもいつかこの人と同じになる)
(この人は未来のオレだ)


和室はとても静かだった。
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by dscorp-japan | 2012-11-09 00:06 | あったこと | Comments(2)
Commented by ゆきたんく at 2012-11-09 05:59 x
人間は100%死ぬんです。

生きとし生けるものの最後は死で締めくくられる。

日本では、「死ぬ」ことについて考える機会が少ないです。

宗教的なくくりなく、身近で体験する死も少ない・・・

「自分の未来」が必ずやってくることを

理解する機会がなければいけないと思います。

命を大切にすることは、「死」を理解することだと思っています。
Commented by dscorp-japan at 2012-11-09 11:41
☀ゆきたんくさん。
私の申し上げたいことをご理解いただき、とても嬉しく思います。
どうかこれからも、子どもたちに良きご指導をお願い申し上げます。
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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