映画 『ロボジー』
矢口史靖監督作品ということで(私は特に『スウィングガールズ』が好き ♪)
お盆休みを能天気に過ごすアイテムとして、映画をレンタルしてきました・・・(笑)
上のジャケットにある『五十嵐信次郎』さんというのは、ミッキー・カーチスさんの別名。
本作を観れば一目瞭然。
ミッキーさんが、仕事をリタイアして久しい独居老人・鈴木重光として演じていらっしゃいます。
白物家電メーカーの木村電器で働く冴えない社員三人は
社長から二足歩行ロボットの開発を命じられます。
ロボット博覧会へ出品することによる会社の広告宣伝の為ではありますが
肝心の開発スタッフである三人の社員は、ロボット工学に関しては全くの素人。
しかも、分からないなりにも作りかけたロボットは、博覧会を目前にして大破してしまいます。
このことがばれることを恐れた三人は
ロボットのなかに人間に入ってもらうことで誤魔化すことを思いつき
会社には内緒で、中に入ってもらう人間を選ぶオーディションを行います。
そこにやってきたひとりの老人・鈴木重光(五十嵐信次郎さん)。
かくして重光ジイサンは、二足歩行ロボット『ニュー潮風(←洗濯機みたいな名前)』としてお披露目されます。
お披露目されたロボット博でとあるハプニングが起こり
これによって『ニュー潮風』は一躍ロボット界のヒーローになり、重光ジイサンの人生もまた一変し・・・
・・・もちろん面白かったですよ(笑)
個人的には爆笑するほどのことはありませんでしたが
そこここに小さな笑いが散りばめられていて、それなりに楽しめました。
主要な登場人物は、それぞれの立場で一生懸命です。
白物家電を製作する電機会社にいながら
ロボット工学の “ いろは ” も分からないまま、社長からロボット製作を命令される社員たちも
大学でロボット研究会に籍を置く “ ロボット萌え ” な女子大生も
そして
娘の家族とのコミュニケーションがうまくいかない主人公・鈴木重光ジイサンも・・・
・・・人間って
脇目もふらずに一生懸命になるとき、しばしば滑稽に写るんだなぁ、と・・・
映画のラストはなかなか秀逸だったと思います。
“ ジジイ、復活!” ってところでしょうか・・・(笑)
・・・この映画
どこまでも、五十嵐信次郎さん(a.k.aミッキー・カーチスさん)の映画だと思いました。
ミッキー・カーチスさんが長年憧れていた名前『五十嵐信次郎』を、この映画で初めて名乗り
結果
(この映画の主人公はミッキーさん以外考えられない!)
というところまで昇華されているように思いました。
きっとご本人にとっても、忘れられない映画になったんじゃないでしょうか・・・
♢
そしてもうひとつ(ここから毎度の音楽ネタ)。
エンディングに流れるのが、あの『Mr.ロボット』 ♪
原曲は、アメリカン・プログレ(?)バンドのひとつ『スティクス(STYX)』のものです。
これを何と!
五十嵐信次郎(つまりミッキーさん)がカヴァーしてるんですね~
こういうのって何かイイ・・・ ♪
個人的にこの曲自体はあんまり好きじゃないんですけれど(汗)
古希を越えた方がこういう曲を歌うこと自体、なんかカッコイイじゃないですか!
♢
・・・ところで余談。
内輪話になりますが m(_ _)m
劇中の鈴木重光ジイサン(つまりミッキーさん)の風貌が
このブログにも遊びに来られる『もりもりさん』とダブって見えるのは気のせいでしょうか・・・(爆)
>・・・ところで余談。
>内輪話になりますが m(_ _)m
>劇中の鈴木重光ジイサン(つまりミッキーさん)の風貌が
>このブログにも遊びに来られる『もりもりさん』とダブって見えるのは気>のせいでしょうか・・・(爆)
僕は彼みたいに頭の事違うと思いますが。まだまだ僕の親父の禿姿までは行っていません。
それから、「>ロンドンオリンピックの表彰式でも流れてました。
ご存知の方も多いかと思いますが、元々は映画『炎のランナー』(←超名作!)のテーマ曲です。」片岡神学生に来たところ知りません、との返事でした。それで今度レンタルで借りて見ようと言う事になっています。1981年僕が叙階した後秋にイエスの小さい兄弟会の修道士と彼の故郷フランスのアンジェに行きました。その時の飛行機の中での映画の一つでした。僕は2、3回見ました。すごく印象に残っています。主人公の一人は田舎の牧師(神父)さんですよ。片岡君は実家、守山に帰ってきたら一緒に見ようと思っています。