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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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恩師からの葬儀相談

 
先日行われた高校二年のクラス会には
我々の恩師である担任の(旧姓)H先生(女性だよ~ん)にもご参加いただきました。

現在H先生は名古屋市立高校の教頭先生。

・・・立派になったのう・・・

私たちとそれほど歳が離れていないので、今となっては話し方も全然タメ口(笑)
先生というよりもむしろ、同じクラスの同級生感覚です。

            ♢

そんなH先生との話のなかで
先生のご両親に関するお葬式の相談を受けました。

「ウチの両親が亡くなったらオカダ君にお願いできないかなぁ」

そりゃ~有難いお話だしお手伝いさせていただきたいのは山々なんだけど
ウチの会社はキリスト教専門葬儀社なんだよね~

「そっかぁ、ウチは仏教だからなァ」

やっぱりセレモニーホールの方が良いんでしょ?

「そりゃやっぱり楽だと思うし・・・」

こういうご相談は他の友人知人などからも結構いただくわけなんですが
大体の場合がオブサーバーとか、セカンド・オピニオン的な役割としてアドバイスさせていただきます。
セレモニーホールが希望なら
私から見て「良い」と思われる会社・施設を紹介することになります。

その会社にも打診して「その時は頼むよ!」と声をかけておく、と。

「本人たちがどういうお葬式をしたいのか
誰に連絡をしたらいいのか
全く分からないんだよね~。
かといって、面と向かって『(もしものときは)どうしたいの?』とか聞きづらいし」

こういうときにそこそこ役に立つのが
やっぱり『エンディングノート』だと思います。

恩師からの葬儀相談_a0153243_10572880.jpg

              コクヨS&T エンディングノート<もしもの時に役立つノート> LES-E101


各社様々な趣向を凝らしたエンディングノートがありますが
正直、どれも大同小異かと。
だったら本屋さんなんかで手軽に購入出来て、安いモノがあればそれで充分かと思います。
上記コクヨのものなんかは結構メジャーだし、比較的安価だと思います。

個人的には
エンディングノートのいちばんの利点って
「あらためて本人には聞きづらいことを、この媒体を “ クッション ” として間接的に聞くことが出来る」ことだと思います。

「おかあちゃん、アンタのお葬式はどうしたらいいの?」

もちろん直接聞ける人もいるでしょうが
仮に聞けたとしても、なかなか本人の意向を聞き出すことって難しいような気がします。
聞かれた側にしたって
いきなり自分のお葬式について一体どうしたらいいのかなんて、即答できるものでもありませんし。
まぁ大体が「簡単でいいよォ」的な大雑把な回答しか出来ませんよね・・・
つまり
エンディングノートのもう一つの利点として
「自分のお葬式について考える指針が提示されていること」があるんです。
「何について考えれば良いのか」という指針が項目別に整理されていますから
「あぁ、そういえばこういうことも考えておいた方が良いのかァ」という、案内書にもなるわけです・・・


・・・と、まァこんな感じでお話したわけです。

H先生はお二人姉妹の長女ということで、いざというときにはご自分が喪主になるとのこと。

「全ッ然分かんないもん」

誰だって同じだってば(笑)
皆それが分かるんだったら葬儀屋さんなんて要らないわけなんだし。
だからH先生。
もしものときはいつでも良いから電話してちょうだいな。
夜中だって何だって構わないよ~ん ♪
学生時代散々心配かけたんだから(汗)
こんなときくらい恩返しさせてちょうだい!


            ♢

因みにこんな嬉しい話も。

「ウチの母曰く
『名古屋市千種区にあるセレモニーホールの対応が良かったから、私のときはそこでお願い』
って言うんだけど・・・」

・・・そこ
以前私が会館支配人をしてたところでんがな ♪
なんだか
自分が褒められたような気がして嬉しかったなァ~(照)
by dscorp-japan | 2012-01-10 00:05 | 葬儀 | Comments(2)
Commented by フランシスカ at 2012-01-10 15:46 x
家の母にもエンディングノートを作っといてもらわなくては・・・離れて暮らしているといざという時困りますもんね。

“エンディングノート”という映画は見ましたか?、遺書のように公的なものではなく、自分が死んだときに家族が困らないようにと、主人公が、書き残したマニュアルのようなもの。高度成長期を象徴するようなモーレツ社員だった主人公が会社を辞め、孫もでき、ようやく妻とも穏やかな時間を過ごせるようになった矢先の末期ガンの告知。心配する家族をよそに、自分の最期に向かって段取りを始めていく主人公。カメラを回し続けるのは本作の監督でもある次女。主人公は未信者でしたが、死を目前に洗礼を受け、四谷のI教会で葬儀をされました。主人公の前向きなキャラクターと、それを見つめる次女のまなざし、ただ悲しいだけではなく、見終わったあとに清々しささえ感じるポジディブなドキュメンタリーです。ついでに映画紹介。2月11日から名古屋では「ルルドの泉で」という映画もありますよ。機会がありましたら見てみて。そんな暇ないですね(^^;
Commented by dscorp-japan at 2012-01-10 22:24
☀フランシスカさん。
もちろん映画『エンディングノート』のことは知っていますよ~
葬儀屋さんなら誰でも、とりあえずは知っていらっしゃるはずです。
ただ、やはり観に行く機会がありません(汗)
『ルルドの泉で』も興味深いですね~
line

これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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