南米時間?
一昨日~昨日にかけて
ウチのスタッフが、日系ブラジル人のお葬式をお手伝いさせていただいておりました。
私たちのようなキリスト教専門葬儀屋さんは
どうしても外国籍の方のお葬式をお手伝いするケースが多くなりがちです。
たとえばフィリピンの方や南米の方は、その殆どがカトリック信徒と考えてほぼ間違いないわけです。
さらに愛知県は工業の町でもありますので、必然的に外国籍の方々が多くいらっしゃるわけなんですね。
さて。
南米系の方々のお手伝いでいちばん気を付けなければならないのが「時間」。
もちろん全ての方がそうだとは申しません。
ただ経験則で申しますのなら・・・やっぱり皆さん、結構ノンビリされてますね(汗)
ですから私たちは
お葬式の打合せ段階で必ず申し上げるんです。
「時間は守りましょうネ ♪」・・・って。
「ワカリマシタ!」
「ダイジョウブヨ」
(頼むぜマジで・・・)
今回は故人様の入院先であった病院のご厚意で
亡くなってからお通夜当日までの2日間、ご遺体を預かっていただけました。
よって、病院から式場となる教会へのご遺体の移送はお通夜当日の午後だったんですね。
「7日、月曜日の午後3時に病院から教会へ移送しますので
お身内の方は必ず午後3時までには病院へお越しくださいね」
で、当日午後3時。
病院スタッフの皆さんも私たちも準備万端。
そして、お身内は・・・
来ない(汗)
ウチのスタッフがお身内に電話します。
「今、どのあたりですか?」
「ア~
イマ、マダウチニイルヨ~」
・・・ってオイ!
結局、病院を出たのは午後4時前(汗)
急いで教会へお連れしてご納棺を済ませて
今度は急いで市役所へ死亡届の申請です。
療養先の病院の決まりなんだそうですが
その病院は、ご遺体搬送時にしか死亡診断書を渡していただけなかったんです。
したがって、急いで死亡届の申請をしないといけません。
「ヤクショマデ、ノセテッテ」
・・・まァこれはよくあること。
というか、むしろお連れした方がこちらとしても安心です。
そして
何とか死亡届を受理していただいて役所を出ると、今度は・・・
「アタシ、ハイシャサン、ヨヤクシテル。
ハイシャマデ、イイデスカ~」
・・・ウチの社員はタクシーかッ
歯医者を終わらせ、着替えのために家に帰ると言うのでお送りします。
「通夜は午後7時ですから、絶ッ対にそれまでに来てくださいね!」
「ワカリマシタ~」
そして午後7時。
・・・だれひとり来ないじゃん・・・(ある意味予想通り)
通夜もまた、午後7時40分からの開式でした。
(まァいい、通夜だし。
せめてお葬式当日くらいは時間厳守、頼むぜホントに)
とは言いながらも
私たちも経験則から、出棺時間と火葬時間のブランクを相当空けて予約してるんですがネ・・・
そしてご葬儀当日。
ご葬儀の開式予定時刻は午前10時。
・・・来ません、またもや(大汗)
開式時刻、まだ家にいらっしゃいました・・・
そして結局お葬式が始まったのが、予定の40分遅れ。
出棺時刻も40分遅れ。
・・・はぁ・・・
時間に縛られない生活、とっても良いと思います。
ノンビリ人生、アリだと思います。
しかァ~し!
火葬予約時間とか
神父様の予定とか
皆さんにご迷惑がかかるとなると、話は別ッ!
・・・時間は守りましょうね、マジで。
ご苦労なさっている光景が浮かびます。
東南アジや南米なんかは日本に比べたらずいぶん時間に寛容ですよね。逆に考えたら日本人は何で時間に神経質なんだろうと思われてるんですよねぇ。
分刻みのお仕事のなのに大変でしたね。
歯医者に行ったりお家に送っていたりお優しいスタッフさんですね。
おつかれさまでした。(^-^)
ホントはお葬式くらい、時間に縛られずに執り行いたいところではあるんですけどネ~
とにもかくにも日本のお葬式の場合「火葬予約時刻」という “縛り” があるので、せめて葬儀ミサだけでも時間は厳守していただきたいところなんですよね。
あ
ウチのスタッフ、そういう点では優しいヤツらだと思いますよ。
優しいスタッフさんに囲まれて幸せですね。
うちのお姉さま方も優しいですよ。
また店にも来てください。クリスマス用品出しましたよ(^0^)/