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私のルルド巡礼記 最終回

 
「大したエピソードも無いのに何故続ける・・・?」

まァまァ、そう目くじら立てずに(笑)
今回で終えますので m(_ _)m

            ♢

「ルルドでの聖週間(受難週)は祈りのうちに過ごしました」・・・

なぁ~んて
私に限って、そんなことがあるわけがありません(汗)
毎日、付き添い担当だったH君のそばで
食事の世話やトイレの世話をしながら、ちょっとした暇を見つけてはタバコをふかすだけの毎日でした(恥)

それでも日を追うごとに疲労が蓄積して
実は復活徹夜祭~復活祭といういちばん大切な日に、私は半ばダウンしておりました。
風邪をひいたとか発熱したとか、そういうんじゃなくて
もうただただ疲れてしまって、ベッドから起き上がれなくなってしまったんです・・・

だから
肝心の復活祭の写真などは殆どないんです、ゴメンナサイ m(_ _)m

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上の写真は、復活徹夜祭の晩に行われた『ロウソク行列』です。


ところで
まさに復活祭の朝、ちょっとしたハプニングがありました。

鉛のように重たい身体を引きずって
それでも何か食べないといけないということで、ホテルの食堂にいたときのこと。

突然、ホテルの玄関ホールの方が騒がしくなったんです。
わめき声や泣き声が
その後間もなく『アヴェマリア』の合唱が聞こえてきたんです。

騒ぎの聞こえる方へ向かうと、そこにはメキシコ人巡礼団の皆さんの輪が出来ていました。
私はもちろんスペイン語など分かるわけもありません。
ただ、どうやらその騒ぎは “歓喜の叫び” でした。

何があったのかと、そばにいた方に尋ねると・・・

「あの子が立ったそうだよ」

 “立った” ?

「“治癒” したんだって。
立てなかった足が元に戻ったみたいだよ・・・」

・・・え?

「あの子(10代と思しき女性でした)はずっと車椅子だったんだって。
今朝になったら、母親の枕元へ歩いて行ったんだって」

真実かもしれないし、ヤラセかもしれない。
奇跡かもしれないし、とんだペテンかもしれない。

その真偽こそ “神のみぞ知る” なのですが(笑)
とにかく、そんなこともありました・・・


さて
ルルドでの復活祭を迎えた後、私たちはパリまで戻って
現地では有名な(?)ラーメン屋さんに行きました。
日本で食べるラーメンからすれば “並” の味だったんですが、洋食に飽き飽きしていた私たちには最高のご馳走でした。

ウマかったなァ・・・♪

そして、もうその後は帰りたいばっかり(汗)
帰りの飛行機を待つ間、試しに自分の家に国際電話をかけてみました。
コールが繰り返され、電話がつながると・・・

「はい、オカダです。
ただいま留守にしておりますので・・・云々・・・」

地球の反対側から自分の声を聴くってのは、なかなかヘンな気分ではありました・・・(笑)

            ♢

ルルド巡礼のお話はこれでおしまい。
大したエピソードも無くて申し訳ありません m(_ _)m
ホントは他にお話ししたいことが無いわけじゃないんですが、ちょっとここでは公表できないような内容なんです・・・

ただ、総括代わりに一言。

『ルルドの奇跡』って何だろうと考えるにつけ、私は思うんです。

あの場所で癒されたのは、実は健常者たちだったんじゃないだろうかって。

様々な病や障害を持って巡礼に訪れた方々は(誤解を恐れずに申しますのなら)すでに救われていて
病んでいたのは
救いが必要だったのは
むしろ私たち健常者たちの心だったんじゃないだろうかって。

あの一週間を振り返るにつけ
私は、人間の心の様々な側面を見たように思えてなりません。
障害を持った方々の、心の美しさや純粋な信仰心。
お世話をする側であった私たち健常者たちの、虚栄心やエゴ、打算。

「神の前で恥じるべきは私たち健常者である」ということに思い至ったときのショックは、相当なものでした。

(あぁ、あの場所は回心(&改心)の為の場所だったんだ・・・)

『奇跡』もまた
誰にでも起こるものではないのかもしれません。
それを受ける為の、心の受け皿が必要なのかもしれません。
それは心の美しさであり
純粋さであり
単純さであり
祈りであり
謙遜であり・・・


つまりは、素直でシンプルな信仰。
あたかも親を慕うときのような、理屈を超えた信頼。


それこそがマリア様が伝えたかったことなのかもしれません・・・


(おわり)
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by dscorp-japan | 2011-10-03 00:12 | あったこと | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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