D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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土曜の夜のミサ

 
世界中が沈黙したあの日から10年。

・・・もう、そんなに経つんですね・・・

『記念日』なんかでは決してないけれど
『祈念日』として、私たちは忘れてはいけないということなのでしょう。

・・・ということで
何が出来るわけでもないのだけれど、昨日の夕刻に行われたミサに行ってきました。

私の所属する『カトリック布池教会』では、主日のミサとして
・土曜日の午後6時30分
・日曜日の午前7時
・   〃  午前9時30分
・   〃  午後6時
・・・と、計4回のミサが行われます。

そのなかでも土曜の夕ミサは、参列者が少ないんです。
a0153243_071411.jpg

                              このように参列者はまばらです

個人的な好みなんですが
静かなミサというのも結構良いもんなんですヨ ♪

            ♢

昨日のミサの説教は「赦し」に関するお話でした。

今日の福音朗読箇所です(少々長いですが御辛抱を・・・)

≪マタイによる福音:18章 21-35≫
そのとき、ペトロがイエスのところに来て言った。
「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」
イエスは言われた。
「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。
そこで、天の国は次のようにたとえられる。
ある王が、家来たちに貸した金の決済をしようとした。
決済し始めたところ、一万タラントン借金している家来が、王の前に連れて来られた。
しかし、返済できなかったので、主君はこの家来に、自分も妻も子も、また持ち物も全部売って返済するように命じた。
家来はひれ伏し、『どうか待ってください。きっと全部お返しします』としきりに願った。
その家来の主君は憐れに思って、彼を赦し、その借金を帳消しにしてやった。
ところが、この家来は外に出て、自分に百デナリオンの借金をしている仲間に出会うと、捕まえて首を絞め、『借金を返せ』と言った。
仲間はひれ伏して、『どうか待ってくれ。返すから』としきりに頼んだ。
しかし、承知せず、その仲間を引っぱって行き、借金を返すまでと牢に入れた。
仲間たちは、事の次第を見て非常に心を痛め、主君の前に出て事件を残らず告げた。
そこで、主君はその家来を呼びつけて言った。
『不届きな家来だ。お前が頼んだから、借金を全部帳消しにしてやったのだ。
わたしがお前を憐れんでやったように、お前も自分の仲間を憐れんでやるべきではなかったか。』
そして、主君は怒って、借金をすっかり返済するまでと、家来を牢役人に引き渡した。
あなたがたの一人一人が、心から兄弟を赦さないなら、わたしの天の父もあなたがたに同じようになさるであろう。」
(新共同訳聖書より)


この福音朗読をもとに
ウチの主任司祭である岩崎神父様が、こんなお話をされました。

「聖書にはこのように書いてありますが
果たして私たちは、本当の意味で人を赦すことが出来るのだろうか?と考えるんです。
私は
もしかして私たち人間は、本当に赦すことなんて出来ないんじゃないだろうかと思うんです。
そんなことを出来るのは神様だけじゃないだろうかと。
“7の70倍” なんて、到底出来っこない。
少なくとも私は出来ません。
つまり
私たちが人を赦すときというのは
私たちを通して、神様がお赦しになるんじゃないだろうかと思うんです・・・」

他にもいろいろとお話しされたんですヨ。
神父様のお母様とのエピソードなんかは、結構笑えるお話でした ♪

・・・ただ
岩崎神父様のこのお話を10年前のあの事件に照らし合わせたとき
そこにとても深い意味が浮かび上がってくるような気がしました・・・

あの事件を誰が起こしたのか
誰が悪いのか
私には分かりません。
ただ分かっていることは
多くの尊い命が、一瞬にして失われてしまったということです。
誰かは分からないけれど、人が人を殺めたという厳然たる事実があります。
赦しがたい出来事です。

・・・そう
赦しがたいんです、どうしようもなく。

しかし
私たち自身は決して赦せなくとも、神様に委ねることは出来るのではないか。
決して癒えることの無い悲しみや苦しみも
収まりのつかない怒りや憎しみも
それらドロドロした感情を全部ひっくるめて神様に委ねることができたとき、そこに救いがあるのではないか。

・・・そんな風に思えました・・・
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by dscorp-japan | 2011-09-11 00:55 | キリスト教 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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