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私のルルド巡礼記 ⑥

 
《 前回までのあらすじ 》

今をさかのぼること20年前。
「ルルド巡礼にタダで行けるよ」という甘い言葉にまんまと乗っかってしまった私。
重度障害者・H君の付き添いとして辿りついたルルド。
聖母マリア様が御出現されたと信じられ、ヴァチカンから公式に認められた巡礼地。
これから復活祭(イースター)までの時間を、ここで祈りのうちに過ごすはずだったのですが・・・

            ♢

ルルドに到着した翌日
私たち日本巡礼団の名古屋コミュニティは、とりあえずルルドを散策することにいたしました。

南フランス、スペイン国境にほど近い場所。
ピレネー山脈のふもと、山あいの小さな町です。
私の印象として、ルルドには二つの顔があったように感じました。
ひとつ目はもちろん、巡礼地ルルドとしての顔。
もうひとつの印象は
(何だか日本の山あいにある温泉街みたいだなぁ)というもの(笑)
世界的な巡礼地ですから、年中巡礼者(≒観光客)が大勢訪れる場所です。
山あいの坂道のそこここにホテルがあって
あとは個人経営の土産物屋さんが次々と立ち並ぶ感じは、まさに“温泉街” に近い印象を受けます。

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いくつかの土産物屋さんを覗いたんですが
売っていたものはなかなか面白かった ♪

もちろんルルドですから、ルルドの水を入れる容器はどの店にも必ず売っていました。
ご存知の方もイラッシャルカト思います。
あの、透き通った樹脂で作られた、マリア様の格好をした容器です。
イメージで言えば
遠足のお弁当に入ってる、魚の形をした醤油入れ(笑)
アレがマリア様の格好をしてて、もう少し大きくなったヤツですね。

あとはもう何でもアリ。
ロザリオやメダイ(メダル)やヴェールといった宗教用品はもちろん
日本で言うペナントみたいなものや
マリア様がひっついたボールペンやメモ帳、キーホルダー
ルルドの挿絵が入ったお菓子・・・(日本で言えば『温泉まんじゅう』みたいなもんか?)

・・・ところ違えど、人間考えることは皆同じなんですね・・・(笑)

            ♢

さて。
この散策中に、今回のルルド巡礼・世界大会の提唱者であるジャン・バニエ氏とばったり出会いました。

ジャン・バニエ氏。
障害者と健常者がお互いを尊重し合って生活することを目的とした『ラルシュ共同体』の創立者です。
今では世界中に約130もの共同体支部があります。
日本には現在、静岡に『ラルシュ・かなの家』があります。
『ラルシュ・かなの家』HP

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                        中央がジャン・バニエ氏、その後ろの背後霊みたいなのが私(笑)


ジャン・バニエ氏を見つけたときの、私たちのグループのはしゃぎ様は尋常じゃありませんでした。
それはもう、さながら大物演歌歌手を見つけたかのような騒ぎ様でした(汗)

「ナイストゥミーチュー!」
「ピクチャー・プリーズ!トゥゲザー!」

そりゃ~ね
ジャンさんの提唱によって私たちはルルドへ来れたわけですから、感謝しないものではありませんよ。
しかし、あまりにも過剰に騒ぐのもどうなんだろ・・・と思わずにいられませんでした。
だって
それが証拠にホラ。
写真右側の日本人以外の方々は、ごく普通にしてらっしゃるでしょ・・・

それでいて
マッサビエルの洞窟(聖母マリア様の御出現場所)の前は素通りだったりするわけで・・・
(いやいや、ここは立ち止まってちょっとでもお祈りするとか無いの?)


ということで・・・
散策終了の後、私は再度ひとりでマッサビエルの洞窟へと向かいました。
日頃の悪行三昧の赦しを得るべく、ちょっとは祈ろうかと思いましてネ・・・(照)

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さすがにここでは、常に沢山の人が祈っていました。
写真は昼間のものですが、私は夜中とかにも何度か訪れたんです。
朝早くだろうと真夜中だろうと、必死に祈っていらっしゃる方々の姿をお見かけしました。


・・・聖母マリアの御出現には賛否両論あります。
個人的には信じてる立場ですが、信じない方を非難する気は毛頭ありません。
ただ
御出現が事実だろうと作り話だろうと
そこで祈る方々の思いだけは真実に違いないのであります。
前回の記事でも書きましたが
途上国の皆さんなどは、何カ月もかけてこの地に辿りついて
何とか聖母マリア様の取り次ぎを願いたいと、必死に祈り続けている方もいらっしゃるはずなんです。


・・・ここはそういう場所なんだなァって
しみじみと思ったのでありました・・・

(続く、多分)
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by dscorp-japan | 2011-08-28 01:28 | あったこと | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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