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カリスとストラ

 
昨日の記事で申しました「ある方の葬儀」とは
カトリック修道会『神言修道会』の、ご高齢の司祭(神父様)のお葬式でした。

先ほどお通夜を終えまして帰ってきたところであります・・・

・・・いつも思うのですが
神言会(神言修道会の通名)の典礼って、やっぱり美しいです。
特に今回は
『神言神学院』という、神言会の司祭及び神学生たちが生活する施設内の聖堂で行われましたので
典礼のすべては、神父様方と神学生の皆様がタッグを組んでのもの。

・・・『荘厳』の一言・・・!


通夜式中の写真は撮れませんので
式前の聖堂の写真を・・・。

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神言神学院・大聖堂


本題です。

亡くなられた神父様の、御棺の上に置かれているものについて。

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これは真上から撮影したものです

カトリックのお葬式の場合
基本的に、故人様の御棺は祭壇に対して「縦」に安置されます。
(教会によっては、そのスペース上の問題から「横」に安置する場合もあります)
そして
御棺は必要以上に高くしません。
神の祭壇の前で、すべての人間はへりくだるからです。

さて。
布で出来た、長い帯状のものを「ストラ」と言います。
司祭職にある方が
ミサをはじめとした、秘跡を行う際に首から掛けるものです。
「ストラ」の起源は諸説あるようなのですが
極々簡単に申しますならば、仏教で言うところの「袈裟」のようなものです。

そして、金色に輝く杯。
これが「カリス」(聖杯)です。
カトリックで行われるミサにおいて
ぶどう酒と水を割ったものを入れ、司祭の祈りによってキリストの御血に変わるという儀式(これを『聖変化』と言います)に用いられます。

       ↓

 + 皆、これを受けて飲みなさい。
    これはわたしの血の杯
    あなたがたと多くの人のために流されて
    罪のゆるしとなる新しい永遠の契約の血である。
    これをわたしの記念として行いなさい。



神言修道会において
修道会に所属する神父様が亡くなられた際には
司祭職の象徴である「カリス」と「ストラ」を、故人様の眠る御棺の上に置きます。
これによって
生涯を神様に捧げた故人様を讃え
司祭職の栄光を表現するのであります。






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by dscorp-japan | 2011-05-18 00:03 | キリスト教 | Comments(2)
Commented by Martha at 2011-05-18 13:06 x
「典礼は美しくなければいけない」と何度も仰っていた西神父様。
カリスとストラを御棺の上に置くのは、初めて見ましたが、典礼部にも所属してますので、神秘的な美しさと荘厳さに感動しております。

最近、司祭職について考えることがありました。叙階の秘跡を受けた司祭は天使にも与えていない権能を神から与えられているのですよね。
神の栄光のためにご自分をお捧げした司祭を、信徒として守り、支えていきたい、いかなければいけない・・と。

この神言会の神父様のためにもお祈りをしたいと思います。
Commented by dscorp-japan at 2011-05-19 14:55
☀Marthaさん。
そのように仰っていただける方がいらっしゃるだけで
この記事を書いた甲斐があるというものです。

典礼部に所属されていらっしゃるのですね。
私も、カトリック典礼の美しさは絶対に無くしてはならないと、強く思っております。
典礼とは、五感の全てに訴えかけるべきものだと思っています。
お互いに
美しい典礼、荘厳な典礼の継承のために、出来ることを続けて行きましょう ♪

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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


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