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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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『天国への階段』 FAR CORPORATION

音楽ネタとしては “イロモノ” と勘違いされそうですが・・・

ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
この『ファー・コーポレーション』というバンド(というかプロジェクト)
何気に錚々たるメンバーが名を連ねていらっしゃいました。

ボビー・キンボール(vo)・・・TOTOの初代ヴォーカリスト
ロビン・マッコーリー(vo)・・・MSG(但し『マッコーリー・シェンカー・グループ』)のヴォーカリスト
スティーブ・ルカサー(g)・・・TOTOのギターオヤジ
デビッド・ペイチ(key)・・・TOTOのキーボーディスト
メル・コリンズ(sax)・・・初期キング・クリムゾンのサックス奏者
サイモン・フィリップス(ds)・・・どのバンドにも顔を出す、気のいいドラマー(但しこの曲では叩いてないみたい)

・・・ただ
私の持ってる12インチシングルレコードには、ベーシストのクレジットが見当たらん・・・
(或いはベースパートは “打ち込み” で処理してるのかも)

1986年の作品です。
当時は、レッド・ツェッペリンのカヴァーなんてのは完全な “禁じ手” だったわけです。
決して安易に手を出してはいけない、サンクチュアリ。
中学生が『天国への階段』のアルペジオを練習するのは良しとしても
それは皆様の前でご披露するためのものではなくて、独りお部屋で自己陶酔に浸るためのものでありました。
ましてやレコードにするなんて、もっての外!

・・・それをやらかしたのが上記の面々です。

聴いてみるとしましょう。



・・・前半は比較的原曲に忠実なアレンジかと。
しかし中盤から段々原曲とは違う方向へと行っちまいやがります(汗)
さらに
原曲終盤の、あのドラマティックな演奏はどこへやら
何だかディスコ・チューンの様相を呈して参ります・・・(大汗)

はじめてこの曲を聴いた時は、心底腹を立てたもんです。
(何ちゅうことをしてくれたんだ!)
(オレの『天国への階段』を返してくれィ!)
  ↑  決してキミのものではないが

そう言いながら、ちゃっかり12インチシングルは手元にあるんですがネ(照)

さて。
時は経ち、私も加齢臭漂うオッサンに(涙)
あらためてこのヴァージョンを聴き直してみると、昔ほどの拒絶反応は無いみたいです。
こだわりが無くなってしまったのか
懐が深くなったのか・・・

印象としては
オリジナルのZEPヴァージョンが
「どす黒い雲が何層にも覆いかぶさっていて、光の感じられない世界」なのに対して
このFARヴァージョンは
「高い空に雲は覆っているけれど、わずかながらにも光が差し込んでいる世界」
・・・って感じがします。
妙に希望が感じられるというか
“クサい” 世界を演出しているというか・・・(汗)

個人的には
ロビン・マッコーリーの声は結構好きな方です。
故にこの後に発表されたMSGの『パーフェクト・タイミング』なるアルバムも買ってしまった・・・

・・・とは言え、ですね。
オリジナルにゃ~敵わないですよ、そりゃ。
だって
ZEPの『天国への階段』は、今でもちゃんと泣けるんだもん。
by dscorp-japan | 2011-03-05 03:25 | 音楽 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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