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『キリスト教葬儀のこころ』 オリエンス宗教研究所 編


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昨年末、出版当初にすぐに購入したんです。
ところが
買うだけ買っておいて、なかなか読むために手を伸ばそうとしなかったんですね・・・

以前から思っていました。
「メディアから流れる葬儀に関する情報は豊富だけど、それらすべては仏教前提でしかない」
つまり
これまでは、キリスト教葬儀に関する情報が少なかったんです。
基本的に「いざというときは教会に頼るのが賢明」というのは、今もっての実情と言えましょう。


で、本書。
当たり前ですが、基本的に『クリスチャン(特にカトリック信徒)相手』の本です。

目次から内容を読みとると
第一章『現代の日本人の姿と「いのちの福音』
第二章『典礼としての葬儀』
第三章『臨終から火葬まで』
第四章『残された者たち』
第五章『いのちの交わりは死を超えて』
・・・という感じです。

おそらく
クリスチャンの皆さんがお知りになりたい具体的な情報は
第三章~第四章に集約されていると思います。

・クリスチャンが亡くなった場合の対処
・クリスチャンの葬儀の進め方
・遺族としての対応
・葬儀後の諸問題(法事の問題、お墓の問題など)

・・・本書を読んでの感想は
現状、キリスト教葬儀の指南書として充分に役に立つ本であると思います。
(というか、他にあまり見当たらないというのが実際のところです)
ただ
ここに書かれている情報は、現在の日本のカトリック教会で行われるお葬式の基本的なものです。
同じ日本国内でも、地域の風習などによってその形態は少しずつ変わってきます。
また、小教区を担当される神父様個々の見解によっても変わってくる場合があります。
読み手側としては
「ここに書かれていることだけが正しい」という固定観念を持たないで
ご自分の所属されている教会共同体の皆さんと、よく検討されることが賢明かと思います。

つまり
本書をきっかけとして、それぞれの共同体が「自分たちのお葬式をどうすべきか」について考えるにはうってつけなのではないでしょうか。

あと
生意気ながら、ひとつだけ苦言を・・・m(_ _)m

もう少しだけ
『宣教』というキーワードについて言及されていると良かったのかな、と。
私は
お葬式こそが『宣教』のいちばんのチャンスであると信じておりますので・・・


     『キリスト教葬儀のこころ』
     オリエンス宗教研究所 編
        ¥1,400+税
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by dscorp-japan | 2011-01-28 21:04 | キリスト教 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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