キリスト教葬儀にみる“ダメ葬儀屋さん”とは
一体何を以て“ダメ葬儀屋さん”と呼ぶのでしょう。
よく言われる、当初の見積もり額と実際の請求額の差。
これはもう今の時代、言語道断でしょう(汗)
もちろん最初の打合せでは注文をいただかなかったものを、通夜~葬儀の過程で追加で注文されることはよくあることです。
当然、当初の見積金額よりも上がります。
「お花を追加して欲しい」
「火葬場行きのマイクロバスを追加して欲しい」
こんなことはよくあるお話。
それよりも
後になって「実はこれも必要です」みたいな話になるからイケナイわけです。
ですからウチの場合は
最初の打合せの段階で御注文いただいた、特に数の変動する項目などを「予測される最大限の数を利用した場合」を想定して、その費用を提示するようにしています。
ですから余程のことがない限り、実際に御請求させていただく金額は、当初提示した(最大限の)見積金額よりも下がることになります。
更に
私どもが御請求させていただく費用の他にかかる費用(火葬料、宗教者への謝礼など)についても御説明します。
こうすることによって、お客様の“心づもり”ができますよね。
♢
さて
本当の“ダメ葬儀屋さん”とは、やはり担当者のスキルに起因するものだと思います。
無論、私だってまだまだ勉強が必要ですし、自分自身反省することも日常茶飯事です(汗)
ただ
一番いけないのは、担当者が「分からないことを、分からないまま誤魔化しながら流してしまう」こと。
(何とかなるわ)
(こういうケースは滅多に無いから、まァいいや)
で済ませてしまうこと、です。
これ
キリスト教のお葬式だと顕著に表れるんですよね・・・
大手の葬儀屋さんは、その殆どが『宗旨宗派を問わず』と謳います。
しかしキリスト教葬儀なんかは、全体のお葬式のうちの数パーセントにしか満たないわけで、正直葬儀屋さんも慣れていなかったりするんですね。
式場の設営方法
必要な祭具
全体的な式の流れ
キリスト教の考える「死生観」に対する理解など・・・
そして、お客様はお葬式のプロではありませんが、キリスト教のことはよく分かっていらっしゃるわけです(おそらくは葬儀屋さんよりも、です)。
だから、葬儀屋さんのちょっとした戸惑いみたいなものが見えたりすると、もう一気に評価が下がってしまいます。
(あの担当者、大丈夫かしら・・・?)
となる。
ウチの会社には時折、同業他社からキリスト教葬儀について質問してくることがあります。
そんな時思います。
(訊いてくるだけ、まだ良い方だ)って。
やっぱり
分からないことを分からないままで済ませてしまう体質の葬儀屋さんは、いつまでたっても“ダメ”なんでしょうね・・・
しかし
こんなこともあるんです。
同業他社の葬儀屋さんが施行するお葬式に、ウチの社員が呼ばれるんです。
しかも呼んでくる相手は神父様(汗)
「〇〇葬儀社が担当なんですが、ちょっと不安だからついていてもらえますか?」
えぇ~??
ウチの仕事でもないのに、何でまた・・・
しかも神父様からの依頼ですから、完全無報酬。
さすがにこういう時って、ちょっと参りますよねェ~
・・・え?
「それでちゃんと行ったのか」って・・・?
心優しきウチの社員、ちゃんと行きましたよ・・・(パチパチ)
・・・とても耳の痛いお話です。
一番長く勤めてくれた従業員を今月末に解雇します。
従業員の解雇は初めてです。
・・・解雇理由は不況のせいではありません・・・
お客様からのクレームは多く
事務も営業も知的作業能力も低く
給与は高く、休日が多い、と
雇用する側からすれば「なぜお給料払うの?」という人でした。
私も以前、教育の仕事をしていました。
多少の能力不足でも反復と本人のやる気と効率良い教育で
何とかなると思っていましたが(アマアマでした~)
今は
「採用時点の能力(人柄、知的レベル、社会常識)で
ほぼ、今後の仕事スキルは予測がつく」
ではないかと思えています。
・・・・・・・・続き・・・・・・・・・・
で、、、
その方の解雇理由はスキルが起因することではありません。
「仕事を大切にしなくなった」と、私が感じるようになったからです。
その方がいなくなるのは、本当に寂しいです。
でも様々な意味での限界でした。
ブログ内容とそれてしまいました、ご容赦ください。
ディーズさんの「社員のスキル不足」を読んでいて
「働きアリ8割と怠けアリ2割、怠けアリ2割を排除しても
働きアリの中から怠けアリまた2割出現する不思議」を思いました(笑)。
・・・お気持ち、とってもよく分かりますよ・・・
もしかして、今レイさんは
(経営者なんてやるもんじゃないわ)とかお考えなのかも・・・
私も
自分は経営者向きじゃないと、ずっと痛感しています。
社員教育の能力も欠如しているし、かといって自分自身もまた指導者としての才覚・自覚が欠如しています・・・
ただ
「鉄は熱いうちに打て」じゃないですが
一旦そのように感じ始めたらもう結論は出ているはず。
であるなら早急に決断すべきだと思うので、それで良かったのではないでしょうか・・・
「仕事を大切にしなくなった」
・・・正にこれ・・・!
スキルアップの原動力は、仕事に対するモチベーションに他なりませんよね。
これが薄れたら、もうダメですね・・・
追伸です。
『頑張って下さい!』
経営者って、孤独ですよね。
でも、きっと誰かが見ていてくれるはずです。
それが御社の社員なのか
レイさんのご友人なのか
はたまた神様なのか・・・
でも、とにかく『やる』しかないです!
『継続は力なり』の先に
必ずイイことがあると信じましょうよ♪
起業したばかりの頃は、とにかく軌道にのせることが
目標といいますか、継続の原動力になっていました。
営業して、売上を出して→誰かを採用して→もう少し規模を大きくして
もっと営業して、もっと売上出して→もっと良い人を採用して→もっと規模を大きくして
基本コレの繰り返しです。
利益を出さなければ、安定した雇用はできないし
利益をださなければ、お客様に納得していただけるサービスを
提供し続けることはできません。
経営判断と従業員の利益(短期的)は
必ずしも一致するわけにはいかず
様々な確執が生じてしまいます。
本当に孤独ですよね・・・。
「経営者なんてやるもんじゃないわ」って、よく思いますよ。
そんなとき、松下幸之助大先生のPHP出版書籍を読んで
「ウンウン」頷いています。
大先生とは規模が全然違うのでお恥ずかしいですが・・・。
まだ継続できそうなので、頑張りますね♪
コメントを拝見して、レイさんは今後も絶対大丈夫だと思いましたよ♪
(私なんぞが太鼓判押したところで何の慰めにもなりませんが・・・)
自分と、自分の会社にある問題点を掌握出来ているだけでも、スゴイことだと思いますよ、マジで。
むしろ
私の方が色々と教えて欲しいくらいです(恥)
また、困ったときには相談にのって下さい m(_ _)m