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『ファティマの聖母』

今日5月13日を、カトリック教会は『ファティマの聖母』の祝日と定めています。

ファティマというのはポルトガルの小さな町の名前です。
そこに住む3人の子ども(ルシア、ヤシンタ、フランシスコ)に、聖母マリアと名乗る女性が出現したという譚。

1917年5 月13日に、3人の子供たちの前に謎の婦人が現れました。
婦人は3人に、毎月13日に同じ場所へ会いに来るように命じました。
これを受けて、子どもたちは周囲の様々な妨害(というか、防衛手段でしょうね)に遭いながらも、婦人に会い続け、婦人から様々なメッセージを託された、ということです。
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そのメッセージが様々な憶測を呼び
有名な『ファティマ・第3の預言』として一時期脚光を浴びました・・・

第1の預言が
第一次世界大戦の終結(婦人が出現した当時はまだ戦争中でした)
第2の預言が
第二次世界大戦勃発
そして
第3の預言が・・・
「20世紀末の世の終わり」ではないかと騒がれたわけです。

第1・第2の預言は当たりました。
その他にも、3人の子どもたちに対する預言もありました。
「ルチアは祈り続けるでしょう」
「フランシスコとヤシンタは、もうすぐ私のところへ来ます」
預言の後、程なくしてフランシスコとヤシンタはともに病死します。
ルチアは修道生活に入り、2005年、97歳で亡くなるまで生涯シスターとして過ごされました。

さて
問題は第3の預言です。

私の知る限り『ファティマ・第3の預言』はすでに完結したと聞いております。
すなわち
1981年5月13日に起きた、ヴァチカンはサン・ピエトロ広場でのトルコ人マフィアによる、教皇ヨハネ・パウロ二世銃撃事件。
つまり『教皇は銃撃されるだろう』との預言であったと・・・
後日、ヨハネ・パウロ二世ご自身が
「聖母が弾をそらして下さった」と語ったとか・・・
実はこの1年後、1982年の5月にもヨハネ・パウロ二世は、奇しくもファティマに巡礼の際、スペイン人の神父により刃物で襲われています。

教皇ヨハネ・パウロ二世は別名「空飛ぶ教皇(空飛ぶ聖座)」と言われるほど、精力的に世界中を飛び回りました。
異宗教間、異文化間の対話の呼び掛け
特に東欧における民主化運動の支援
彼の功績は“政治家”としても非常に多大でした。

ここで注目すべきは
ヨハネ・パウロ二世が当時共産主義圏であった、ポーランド出身であるということ。
彼の死後公表された遺言のなかに
「核戦争なしに冷戦が終結したことは神の摂理であった」として、神に感謝する旨が書かれていたそうです。
その後
2006年に機密解除されたポーランド政府の秘密文書に、1960年代から1980年代にかけて、ソ連とその同盟国は西ドイツやオランダを大量の核兵器で攻撃する態勢にあったと書かれていたそうです・・・

・・・或いは“第3の預言”って
「核戦争を回避して冷戦が終結した」ことを指すのでしょうかね・・・?

いろんなご意見はあるでしょうが
ローマ・カトリック教会は、一連のファティマでの奇蹟を公に認めております。
しかも、幼くして病死したフランシスコとヤシンタの二人を、ヨハネ・パウロ二世は2000年に『列福』しております。
(列福とは、カトリック教会において、対象者の聖性と徳を認めて、聖人(Saint)に次ぐ福者(Beato)の地位に上げることをいいます)

更にはこんな話も。
ヨハネ・パウロ二世は、自分を銃撃した犯人:メフメト・アリ・アジャを刑務所に訪問して対談しています。
二人の間で交わされた会話について教皇は
「私たちが話したことは彼と私の間の秘密のままでなければならないでしょう。私は彼を赦し、完全に信頼できる兄弟として話しました」
と話しています・・・
そして
2005年4月、教皇の訃報を聞いたアジャは深い悲しみを覚え、喪に服したことが家族により伝えられているそうです・・・

なァんかねェ、
下手なミステリー小説なんかよりずっと奥が深いというか・・・

            ♢

信じる信じないは別として
今日はそういう日なのです・・・。
(因みに私は信じてます・・・)
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by dscorp-japan | 2010-05-13 23:03 | キリスト教 | Comments(2)
Commented at 2010-05-15 03:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by dscorp-japan at 2010-05-15 10:25
☀もりもりさん。
>よくあなたの関心ごとは変わりませんね
恥ずかしながら、成長してないんです。。。
line

これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
line
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