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『葬儀ビジネス!黒い噂の真相』・3

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                        ・・・この雑誌の表紙、この上なく下品ですよね・・・

今回は
葬儀屋さんと警察との“癒着”について。

葬儀屋さんと警察との接点というと、いわゆる「変死体」が発見されたときということになりますね。
自殺
事故死
孤独死・・・

この本では
「警察署と仲良くしておくと、死体を“回してくれる”」そうな。
・・・古い古い。
昔ならともかく、今時そんな話はそうないでしょう。

葬儀屋さんと警察のつながりは、ですね。
警察がらみの御不幸が発生すると、大抵は一旦故人様のご遺体を警察署に搬送し、しばらくの間預かることになります。
検視があったり、身元を特定したり、ご家族によるご本人の確認があったり。
ところが
私の知る限り、警察署によっては、ご遺体をお預かりするための部屋、霊安室と呼べるような設備を持っていないケースがあるんです。
それも結構多いんですよ。
テレビドラマで出てくるような霊安室なんて、そんなにありません。
ましてや『ご遺体用冷蔵庫』なんて、殆ど無いのではないでしょうか。
すると、仮にご遺体の預かり期間が長引きそうなケースだと、警察署としては少々困るんですね・・・
そこで葬儀屋さんの出番。
特にご遺体用冷蔵庫を持っている葬儀屋さんなんかは、警察にとってはありがたいわけです。

「身元が判明するまでご遺体を預かってもらえますか?」
「分かりましたァ~」

後になって身元が判明し、ご家族が故人様と対面するわけですが
すでにご遺体は葬儀屋さんの霊安室。
そうなるとご家族は
「じゃ、ここでお葬式もやってもらおうか・・・」となる場合があるわけです。
それこそが葬儀屋さんの狙いである、と。

この構図を考えると
いちばんの問題は、警察署が(ある程度の期間)ご遺体を預かるための設備を持ち合わせていない場合が多いということなんですね。
この実情に葬儀屋さんは目を付けた、ということです。

葬儀屋さんと警察とのつながりについて言えば
葬儀屋さんはそんなに悪くないと思うんだけどな。
この本にあるような、警察官への賄賂とか、私は見たことありませんし。

・・・ただ
もう少し警察の皆さんも
どんな亡くなられ方をしたご遺体に対しても、ご遺体に対する尊厳は持って欲しいと思いますね・・・
by dscorp-japan | 2010-05-10 18:32 | 葬儀 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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