アナログレコード・プレーヤー DENON『DP-70M』
当時流行った「ピクチャーレコード」、4曲しか入っていないくせに当時の価格で2000円。
ええ加減にせい!!(分かったうえで買ったオレも悪い)
本題はアナログレコードプレーヤーの話でした(汗)
幼少の頃から私の音楽の趣味がひねくれておりましてね・・・
だからコンパクト・ディスク(CD)なるものが世に現れてからも、聴きたい音楽ソースの殆どがかなり長い間CD化されなかったんです。
よって、ウチのレコードプレーヤーは今もバリバリの現役ですわ♪
当時のオーディオ世界、色々と“定説”がありましてね。
FMチューナーなら『TRIO』(←今のKENWOODの前身)だとか
カセットデッキなら『NAKAMICHI』だとか『Lo-D』(←昔の日立のオーディオブランド)だとか
ロックを聴くスピーカーなら『JBL』だの『YAMAHA』だの『DIATONE』だの『ONKYO』だの、
クラシックなら『TANNOY』だとか
・・・ま、言いだしたらキリがないんで止めますが
そんな定説の一端に
「安いレコードプレーヤーで良いのはDENONじゃ」というのがありまして。
このプレーヤーは、廉価版プレーヤーとしては当時流行だった「ダイレクト・ドライブ」方式です。
プレーヤーのターンテーブルを回すモーターは、通常ターンテーブルの回転軸とはずれたところにあって、これをゴムベルトなどで繋いで回すんですね。
しかしそれだと回転にムラが出るということで、モーター軸とターンテーブル軸を同軸とし、直接つないだものをこういうわけです。
ただ一方でダイレクト・ドライブの欠点として、今度はモーターの振動が直接ターンテーブルに伝わってしまうというのがあります。
そこでDENONさん、ターンテーブルを『二重構造』として(簡単にいえばテーブルがお皿2枚重ねたようなもの)、その振動を軽減したというものです。
こういう理屈っぽい話、若造だった私にはとても魅力的だったのです。
で、当時(1981年)の価格で98,000円ナリ。
・・・色々とゴタクを並べましたが・・・
ンなもん、聴いててもさっぱり分からんわ!!