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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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『 Goodbye day 』 来生たかお

 
只今ワタクシめは
とある機関よりご依頼を受けて、ホスピタリティ向上のための提言書類を作成させていただいている最中でございます。
結構な量の文書となる様相を呈しておりまして
毎日PC画面とにらめっこが続いております・・・^^;

だからブログの記事ネタなんて考えてる暇(というか余裕)が無いのであります。

・・・ということで
ド定番の曲を紹介してお茶を濁します m(_ _)m


いや
お茶を濁すとは申しましてもですね
もぉ~この曲、私の年代以上の方なら必ず聴いたことがある(或いはカラオケで歌ったことがある)という曲です。
そしておそらく殆どの方が
「あぁ、あの曲は本当に良い曲だよね」と仰るに違いないという、超名曲なのであります。


稀代のメロディメーカー:来生たかおさんの才能を疑う方はまずいらっしゃらないはずです。

大橋純子さんの歌った『シルエット・ロマンス』
薬師丸ひろ子さんの歌った『セーラー服と機関銃(夢の途中)』
そして
私の大好きな中森明菜さんの歌った『スローモーション』に『セカンド・ラブ』

・・・もぉ~そりゃどれも名曲なわけですよ。


でも多分
「来生さんの曲のなかでいちばん好きな曲は?」と訊かれたら
きっと殆どの方がこの曲を挙げられるんじゃないでしょうか・・・




・・・間違いなく名曲でしょ!
来生さんの、この仄かな気だるい感じのヴォーカルが良いんですよね~ ♪
こういうテイストの曲で申しますなら
個人的には、井上陽水&忌野清志郎の『帰れない二人』と並んで2トップです!

そしてもうひとつ
私が来生さんのことを好きな理由。
来生さん、今なお「超」のつくほどのへヴィ―スモーカーでいらっしゃる(笑)
好きな食べ物はラーメン・炒飯・スパゲッティ(笑)
好きなゲームは将棋に麻雀・パチンコときたもんだ(爆)

良いなァ~こういう人って ♪


・・・さて
原稿の続きを書きます ^^;





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# by dscorp-japan | 2017-02-21 00:08 | 音楽 | Comments(1)

ヒッチハイカー

 
先月末からずっと現場のお葬式が立て込んでいて
やらなきゃならないことが山積したままだったんですね。
で、ようやく昨日から先延ばしになっていた仕事を片付け始めた次第です。

そのうちのひとつの仕事を片付ける為
昨日は、愛知県のほぼ中央にある岡崎市まで行ってきました。
小雨が降ったりやんだりの寒空の下
ウチの事務所からほど近い「東名・名古屋インター」に入ろうとすると・・・

『岡崎』と書いたスケッチブックを掲げた、若い青年が道端に見えたんですね。

・・・私の目的地、ドンズバじゃないですか・・・
こりゃ~神様が「乗せて差し上げなさい」と言ってるに違いない!
ということで(笑)
青年の立つ路肩にクルマを寄せると、青年は満面の笑みで頭を下げてくれました。

「私もちょうど岡崎に行くところなので」

「有難うございます!私は○○と申します!」

「岡崎のどこまで行かれるの?」

「いやぁ、実は東京まで行かなければならないんですけれど
まずは岡崎まで、ということで」

・・・さすがに東京までは行かないので
協議の結果、岡崎インター手前の『上郷サービスエリア』まで、ということになりました。

「サービスエリアでしたら、次に乗せて下さる方を探しやすいので」

ふぅ~ん、そんなもんなんだ。

・・・聞けばその青年、大学四年生なのだそうです。
就職は決まっているらしく(おめでとう!)
その前に東京までの独り旅、ということらしいです。

「失礼ですが、お仕事の途中でしたか?
ご迷惑ではなかったですか?」

・・・とっても好青年 ♪

仕事には違いないけれど時間はありますよ、と。
そして私が葬儀屋さんであることも話しますと・・・何と!

「僕もほんの少しだけ、インターンシップで葬儀社に体験就職したことがあるんです」

・・・おやまぁ、ビックリ!
たまたま乗せた方が、葬儀業界に片足突っ込んだことがあるとは・・・!

「僕なんてほんの少し上っ面を知っただけですけれど
葬儀屋さんって、しれっとした顔してスゴイお仕事をされるんだなぁと思いまして」

もうそこからはずっと葬儀業界のお話に終始です。
というか、質問の嵐。

「事前相談って、具体的にどんなお話をされるんですか?」
「キリスト教に特化した葬儀屋さんって、自社ホールとかあるんですか?」
「お葬式に個性を反映させるって、具体的にどうするんですか?」

そんな質問に答えてるうちに
あっという間に目的地のサービスエリアに着いちゃいました。

「本当に有難うございました!」

重たそうなリュックサックとボストンバッグを抱えて
その青年は最敬礼で降りていかれました。
青年を降ろした後に私のクルマが走り出すときも
丁寧に頭を下げて、私を見送ってくれました。
バックミラーに映る彼はずっと、頭を下げたままでした。


・・・なぁんか気持ち良かったなぁ ♪
「いまの若いヤツは・・・」みたいなこと、私も口にしないわけじゃないけど
ああいう青年と出会えたことが、何とも言えない嬉しい気持ちにさせられました ♪





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# by dscorp-japan | 2017-02-18 00:13 | あったこと | Comments(4)

頭、回ってません (^^ゞ

 
このところブログの記事更新、放ったらかしです ^^;
理由はただ一つでして
本業のお葬式が多忙のため、PCを開く時間さえもままならないといった状況でした (><)


「超」がつくほど多忙だった先週
日本のカトリック教会では、ユスト高山右近の列福という一大イベントがありました。
ここ名古屋エリアのカトリック司祭の皆様も列福式への参加などがあり
多発したお葬式と列福式の日程調整が大変だったんですね・・・
なんとか乗り切ったと思ったら
前回記事にしました通りホワイト神父様が帰天され、さらに他のお葬式もあったりと、とにかく多忙な日々を過ごしておりました。

・・・そして
ようやく何とか今日になって、どうやら一段落つけるかな?といったところです。


ということで
申し訳ありませんが、一晩グッスリ休ませてください m(_ _)m
大した記事ネタがあるわけでもないのですが
今はとにかく、ポンコツの身体と頭を休ませたいと思います。


どうか神様
今晩くらいは爆睡させてちょうだいな (^^ゞ







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# by dscorp-japan | 2017-02-16 19:00 | あったこと | Comments(2)

訃報

 
一昨日の2月10日
カトリック修道会『 日本聖心布教会 』司祭でいらっしゃる
ホワイト・トーマス・ケビン神父様が帰天されました。

通夜ならびに葬儀ミサ・告別式は以下の通り執り行われます。





       通夜・・・・・・・・・平成29年2月12日 午後7時00分より
       葬儀ミサ・告別式・・・平成29年2月13日 午前10時~午後12時
       葬儀式場・・・・・・・カトリック城北橋教会 大聖堂
                  (名古屋市北区金城1丁目1-57)


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拙ブログでのお知らせが大変遅れましたこと、心よりお詫び申し上げます








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# by dscorp-japan | 2017-02-12 15:48 | 葬儀 | Comments(0)

私の甘えかもしれないけれど

 
先日
某大手葬儀社さんの社員さんとお話をする機会がありました。
彼は葬祭業界に入って、まだ10年に満たないキャリアの方です。
40歳くらいの方だったのですが
それまでは他業種の営業畑で働いていらっしゃったそうです。
いわゆる転職組さん、ということです。

彼はこの仕事が大好きだと仰いました。
悲しみに暮れるご遺族に寄り添って
精一杯のお手伝いをさせていただいて
最後に「ありがとう」と声をかけていただける。
こんな素晴らしいお仕事に出会えたことが有難い、と。

ただ一方で、こうも仰ったんですね。

「でもウチの会社、一件のお客様に集中できる環境にないんです」

この彼が言いたいこと、私は痛いほどよく分かるんです・・・

つまり
大手葬儀社であるが故に毎日次々と葬儀の依頼が入ってくるため
現場の仕事をどのように “ やりくり ” するか、日々頭を悩ませなければならない。
或いは、同時に複数のお客様を掛け持ちで担当しなければならない。


私もまた
以前お世話になっていた葬儀社時代、同じような経験をしてきました。
葬儀会館の館長をしていたとき
特に繁忙期の現場は本当に大変でした。
それこそ「次から次へと」葬儀依頼が舞い込む状況下
それでも葬儀依頼をお断りするわけにもいかず、お客様に事情を説明してお待ちいただいたり、お部屋を移っていただいたりと、お葬式に集中することが難しいことが少なくありませんでした。

それでも葬儀担当者は
出来る限りお客様とタッグを組んで、何とかして良いお葬式をと尽力します。
お葬式が終わった後
「あなたに担当していただいて本当に良かった」と仰っていただけることが、葬儀屋さんのいちばんの喜びですから。
そのために葬儀屋さんは
お客様の為に心と身体と時間を割くのですから。


これはあくまで私見です。
葬儀屋さんって、本当に精一杯のお手伝いをすると
一件のお葬式を担当するだけで、相当の疲労があるんです。
多分、身体はそれほどでもないんですけれど
本当に心を尽くしてご遺族に寄り添うと、一件のお葬式を終えた時点でクタクタになるんですよ、心が。
もちろん、心地よい疲労ではあるんですけれどね・・・

でも
大手葬儀社さんのように、毎日葬儀依頼が入って
出社すると必ず担当するお葬式があてがわれていて
状況によっては複数のお葬式を担当するよう命じられたりして・・・
こんな状況ともなると
担当者として100%の力を一件のお客様に投入することが難しかったりすると思うんです。
「手を抜く」という表現はしたくないのですが
100%出せるところを80%で止めるとか、担当者として思いついた “ プラスアルファ的 ” なアドバイスを敢えてスルーしてしまうとか・・・

それらの多くはきっと、お客様には決して分からない部分です。
その部分がたとえば省略されたからといって、お客様は何も困ることはありません。
おそらくお葬式は問題なくすすんでいくのです。

でも
担当者である葬儀屋さんの心のなかではジレンマが生じたりするんですね・・・

(あのとき本当はああしてあげられたのに)

それはきっと
葬儀屋さんの良心であり矜持に対するジレンマ、なのです。


たとえばプロ野球の先発ピッチャーですと
一試合投げたら「中4日」とか「中5日」とか、お休みがあるじゃないですか。
次の登板に備えて、心と身体の鋭気を養う為の時間が。

理想を申しますなら
葬儀屋さんにもまた、そういう日があると良いなァと思うんですよ。
「中4日」とまでは申しませんので
せめて一件のお葬式を担当したら翌日は担当ナシ、とか。


・・・私の甘えなのかもしれませんけれど (^^ゞ

っていうか
そんなうまいこといくわけないんですけれど ^^;






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# by dscorp-japan | 2017-02-09 14:14 | 葬儀 | Comments(2)

m(_ _)m

 
先月末からこのところ、ずっとお葬式の依頼が重なっておりまして
正直、ブログなど書いているゆとりがございませんのであります (><)
先月の下旬あたりまで、ウチは結構ヒマだったんですけれどね。
とはいえ
葬儀屋さんの繁忙期とされるこの時期は、毎年ある程度はこうでないと困るというジレンマもあるのですが・・・


ということで
現場が落ち着きましたら、また下らん記事を書かせていただきます m(_ _)m
今なおインフルエンザが流行っているようです。
皆様、くれぐれもお身体ご自愛ください。





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# by dscorp-japan | 2017-02-06 13:52 | Comments(2)

ジョン・ウェットン氏が召された (T_T)

 
プログレ界の重鎮がまたおひとり、天国に召されました。

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(1949.6.12~2017.1.31)

上の写真は
私が大好きなバンド『 UK 』の、特に大好きなアルバム『 Danger Money 』ジャケット裏面の写真です。


一般的には
80年代に大活躍したスーパーバンド『ASIA(エイジア)』が有名ですよね。
『エイジア』でヴォーカルとベースを担当したウェットン氏は
作曲にも積極的に参加していたようで、実質的なバンドの顔として、プログレ界のみならずロック&ポップスの世界でも有名になりました。

たとえばこの曲なんかは
80年代の洋楽好きの方ならどなたでもご存じのはず。

Asia『 Only time will tell』



「これのどこがプログレやねん!」
と、私などは少々ガッカリしたものですが ^^;
いわゆるハード・ポップスとして聴けば良い曲ではあります。
思い返してみれば
Asia時代が彼にとっての、いちばんの “ 我が世の春 ” だったようです・・・


でも私はやっぱり
『 キング・クリムゾン 』や『 UK 』在籍時のウェットン氏が好きなのであります。
クリムゾン在籍時のアルバム『 RED(レッド)』も
UKのアルバム『 UK 』『 Danger Money 』も
今なお愛聴盤でございます。

King Crimson 『 Starless 』


UK 『 The Only Thing She Needs』




すンごくお歌がお上手ということではないけれど
何といっても、彼の声質がなんとも耳に心地良いんですよぉ ♪


一方でウェットン氏は
日本のハードロックバンド『 VOWWOW 』の曲も作詞&プロデュースをしてました。

https://www.youtube.com/watch?v=gCf5eXAS5TM
(動画のベーシストはニール・マーレイだよ~ん)


それにしても
昨年から今年にかけて、あまりにも多くのプログレ界の大御所が次々と亡くなられています。
・・・何だかホントに
私の大好きだった時代が終焉を迎えつつあるのかなぁと、寂しさを感じます。
ベース&ヴォーカルの二大巨頭(グレッグ・レイク氏&ジョン・ウェットン氏)の両名が天国に召されたということなんですね・・・(><)

            ♢

彼が日本公演した際
どのバンドのメンバーで来たときも、オーディエンスに必ずかけた言葉。

「キミタチ、サイコだよぉ!」

(もちろん彼の言う「サイコ」とは『 Psycho 』ではなくて『最高』です)

今日、お葬式のお仕事を終えたら
早々に帰って、UKのライブアルバムでも聴こうと思います。
そして
ウェットン氏のMCを聞いて、彼を偲びたいと思います。

「キミタチ、サイコだよぉ~!!」




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# by dscorp-japan | 2017-02-01 00:00 | 音楽 | Comments(0)

恥知らずな信仰で良い

 
三たびの、映画『 沈黙 』に関する記事でございます m(_ _)m


前回の記事で
映画『 沈黙 』の重要な登場人物であるキチジローの信仰心について、私は “ 恥知らずな ” という表現をしました。
念のための補足ですが
具体的には、キチジローによる周りの人間への裏切り行為やキリスト教信仰を否定する行為(踏み絵を踏む・十字架に唾を吐く)と、その後に寄りすがるイエスによる救済 ≒ 告解 (赦しの秘跡))を求めるのを繰り返す様を “ 恥知らずな信仰心 ” と表現したわけです。
この世における人間社会の常識から考えたとき
キチジローが繰り返す「 裏切り ⇆ 回心」のループは、間違いなく恥知らずな行為のはずです。
或いは厳格なクリスチャンからみてもそうなのかもしれません。

そのような理解の上で
私は、キチジローの “ 恥知らずな ” 信仰こそが罪深い私たちにとっての「佳き模範」として捉えられていいのではないか、と申し上げたかったのです。

            ♢

すでに何度かここでも触れさせていただいております。
ウチの会社の名前は『 ディーズ(D's)』です。
この意味は
イエスが十字架に架けられたときの両脇に、同じように十字架に架けられた二人の罪人のうちのひとりから取っております。


十字架にかけられていた犯罪人の一人が、イエスをののしった。
「お前はメシアではないか。自分自身と我々を救ってみろ。」
すると、もう一人の方がたしなめた。
「お前は神をも恐れないのか、同じ刑罰を受けているのに。
我々は、自分のやったことの報いを受けているのだから、当然だ。
しかし、この方は何も悪いことをしていない。」
そして、「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」と言った。
するとイエスは、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。
(ルカによる福音書 23章39~43節『新約聖書・新共同訳』より)


ここに登場する、イエスに「わたしを思い出してください」と言った罪人を
多くのキリスト教会では「佳き罪人」或いは「右側の罪人」などと呼びます。
聖書自体には彼の名前がありません。
しかし外典を調べますと、そこには『Dysmas(デュスマス・ディスマス)』という名前(実際には俗称らしいのですが)が記されております。
彼の頭文字からとった『D's』とは
デュスマスの信仰心(Dysmas's Faith)こそが、罪人である私たちが死に葬られたときの救いとなるに違いないと考え、私たちの考える葬儀を執り行う会社の名前に相応しいと決めたのでした。

            ♢

たとえば私自身のことで申しますと
私は何回も、それこそ何百回も何千回も、同じ罪を犯し続けてきております。
それが罪であると知りつつ
確信犯的に犯し続けている罪もあります。
そしてそのたびに
しれッとしたツラをして告解部屋に向かいます( “恥知らず ” にも!)。
毎回のように同じ罪を告白します。
告解部屋のなかで罪の告白をしながら
(どうせオレ、またやるし)と思いながら、です。

「それじゃ意味が無いじゃないか」

そうかもしれません。
でも
それでも私は繰り返すんです。
「 罪を犯す ⇆ 赦しの秘跡 」の無限ループを。

罪を告白するとき
(どうせオレ、またやるし)とは思ってますけれど
それでも「ごめんなさい」の気持ちだけはあるんですよ。
つまり
(何度言われても直そうとしないガキみたいなオレだけど
だけど「悪い」とは思ってるんです。
だから赦して下さいな)
ということです。


・・・“ 恥知らずな ” キチジローと私、どこが違うのでしょう?

・・・いや
キチジローは最後までその “ 恥知らずな ” 信仰を貫きました。
私は、それを貫き通すことすら出来ないかもしれないのです・・・

            ♢

私見で申しますと
この世における人間の価値は、死ぬ瞬間にこそ決まるのだと思います。
逆に申しますなら
死ぬ瞬間まで、自分を正すチャンスがあるということです。

どれだけ罪を犯していても
それが何百回も何千回も繰り返されたものでも
それが確信犯的に重ねられた罪だったとしても
死ぬ直前に、心から「ごめんなさい」「私を憐れんで下さい」と神に依りすがることが出来れば、それで良いんじゃないかと。

それがデュスマスの信仰であり
キチジローの信仰なのではないかと考えるのです。





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# by dscorp-japan | 2017-01-30 00:00 | キリスト教 | Comments(10)

『 沈黙 』鑑賞後に思うこと

 
前回の記事と内容が重なりますが・・・m(_ _)m


映画『 沈黙 』を鑑賞して以降
私は毎日のようにネット上にある、本作に関連する記事を読み漁っております。
私にとって本作は
それほどまでに衝撃的な映画だったということです。
そんななか
昨日「毎日新聞」に、イエズス会機関誌『チビルタ・カトリカ』の編集長が行ったマーティン・スコセッシ監督へのインタビューが掲載されたという記事を見つけました。

(ネット上の記事はコチラをご覧ください)


思いのままに記事を書き始めたものの
私自身の思いのすべてをここで書こうとすると、どうしても映画のあらすじや結末を明かしてしまうことになります。
本作をこれから鑑賞しようとお考えの方もいらっしゃることを考えると
それはさすがに憚られるところであります。

では、私は何を書きましょう・・・(><)


・・・私はつくづく思うのです。
私にとってキリスト教とは
私自身の不完全さや罪と向き合うための指針なのだな、と。
私の辿ってきた人生なんて人様に自慢できるようなものではありませんが
それなりに悩みもしましたし難局に対峙するようなこともありました。
そのたびに私は
(こういうときイエス様だったらどうするんだろう)と、その答えをキリスト教に求めたりもしたものです。

そんな考え方を本作にあてはめてみると
(イエス様がキチジローの立場だったら)
(イエス様がロドリゴ神父の立場だったら)
そして
(イエス様がフェレイラ神父や井上筑後守の立場だったらどうするのだろう)
などと思いを巡らせるのです。

そして逆に、こうも思うのです。

(イエス様は一体この物語の、誰を責めるのだろう)


原作発行当時の日本のカトリック教会は
信徒たちに対して、極力本作を読まないように勧めたとききます。
それは(映画でいうところの)『転ぶ』まではいかなくとも『躓き』の元になり得るのではないかという懸念があったからのように思います。
「カトリック信徒たるもの、かくあるべし」
といった不文律のような考え方があったのかもしれません。

しかし私は
本作に出てくる登場人物ひとりひとりが、不完全で罪深い私たちの「救い」として描かれているように思えてならないのです。
『躓く』ことが問題なのではなく
(いや、もちろん躓かないことが理想ではあるのですが)
躓いてしまった「後」こそが、私たちにとって大切なのではないか。

その意味において
本作に登場する「キチジロー」の生き様とその(恥知らずな)信仰心に、私たちが学ぶところがあるように思えるのです。・・・

            ♢

どこかの記事にも書かれていましたが
これからこの映画を鑑賞しようとお考えの方は是非、映画鑑賞後に予定を入れられないことをお勧めします。
もちろん映画を観た後の感想は人それぞれでしょう。
しかしおそらく
少なからずの方は本作の鑑賞後、しばし呆然とされるような気がいたします。
「余韻に浸る」というよりも
どうしようもなく胸が締め付けられる思いにとらわれるのではないでしょうか。

そのときは是非
その思いを振り払うのではなく、感じたことに素直にどっぷりと浸かってみるのもいいのではないでしょうか。






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# by dscorp-japan | 2017-01-28 00:09 | 思うに・・・ | Comments(6)

映画 『 沈黙 -Silence 』

 
先ほどレイトショーで鑑賞してきました。
あまりにも鑑賞後の余韻が強くて
この記事を書いている今も、心の動揺が収まりません。

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(映画の詳細については公式HPをご覧ください)


私が遠藤周作の『沈黙』を読んだのは、たしか大学生の頃だったと記憶します。
特に遠藤周作の作品が好きだったということではなく
あえて申しますなら、私は遠周の『狐狸庵先生』としての作品である『ぐうたらシリーズ』の方が好きだったりしました。
あと私が好きだった、真面目な遠周の作品としては
『私にとって神とは』くらいでした。
逆に申しますなら、それほど読んでいないということです ^^;
本作を手にしたのは
たまたま当時の私の家に、父が持っていた古い原作本があったからです。

a0153243_23533901.jpg
今も手元にあります


・・・読んだ時期が早すぎたのでしょうか
もちろん大いに考えさせられたのですが、今回映画を観て抱いた衝撃的な思いまでには至らなかったように記憶します・・・

            ♢

まずは本作の監督であるマーティン・スコセッシ氏について。
ロバート・デ・ニーロの出世作である『 タクシー・ドライバー 』の監督として有名ですね。
私がスコセッシ監督の作品で好きなのは『 グッドフェローズ 』だったりします。
監督は、その幼少期にはカトリック司祭になることを目指していたという、本来的には筋金入りののカトリック信者という方です。
しかしながら一方で
公開当時、キリスト教の世界では大いに物議を醸した『 最後の誘惑 』を撮った監督でもあります。

何故
敢えてまずは監督について言及したのかと申しますと・・・
今回の本作を、イタリア系アメリカ人であるスコセッシ氏が監督したとは到底思えなかったからです。
「本作は日本人の監督によるもの」と言われれば、おそらく日本人の誰もが違和感なく受け入れたのではないでしょうか。
つまりそれほどまでに
17世紀の日本が、一抹の違和感もなく描かれていると感じられるのです。
もちろん私は17世紀の日本を知るわけではありません。
しかし
単に日本人俳優の出演が多くを占めるからということではなく、当時の日本、特に長崎エリアの状況を相当高いレベルで再現していると感じざるを得ないものでした。

            ♢

さて、本作の内容について。

私は原作を読んでから数十年経つので、あらすじの詳細はうろ覚えだったのですが
それでも(泣くかもしれない、でも泣くまい)と映画に臨みました。
しかしながら
私の薄っぺらな誓いは、映画の序盤で脆くも崩れ去ってしまいました・・・

イエズス会宣教師のロドリゴ神父とガルペ神父が長崎に降り立ち
隠れキリシタンたちからすがるように歓迎された描写だけで、もうウルウルでした。

私が本作の登場人物のなかで特に注目したのは、やはり二人のイエズス会司祭を日本に案内するキチジロー(窪塚洋介さん)です。
心弱きキリシタンであるキチジローが、聖書でいうところのイスカリオテのユダに比肩される存在として描かれているであろうことは異論の余地のないところだと思います。
ただ、ユダとキチジローの違いは
ユダは自らの裏切りによって自分に絶望し命を落としますが、キチジローは何度周りの人間を裏切っても、神の救いと赦しを諦めないという点です。
それは人間的な尺度で考えれば「厚顔無恥」ということになるのでしょう。
しかし冷静に考えてみると
私たちは皆、大なり小なりキチジローと同じなのではないかという点に気付かされます。

劇中、キチジローが語ります。
「(キリスト教の)禁教令が出される前だったら
自分だって佳きキリシタンとして死ぬことが出来たのに。
自分は何て不運なんだ」

(自分がキチジローと同じ時代に同じ立場だったとしたら)
そう考えたとき
はたして私たちは「厚顔無恥な」キチジローとは別の生き方を全うすることができたのでしょうか・・・

特に私は
周りの人たちを裏切りながら
それこそイエズスを裏切ったユダのように、イエズス会宣教師のロドリゴ神父を藩に「売って」おきながら
「どうか私の告解(今で言う『赦しの秘跡』)を聴いて下さい」と
裏切った相手であるロドリゴ神父の足元にひれ伏すキチジローに、大いに心を動かされました。

この上なく醜く憐れなキチジローは、まぎれもなく「私たち」なのだと。
そして「神の子キリスト」は
キチジローと同じである私たちを赦すために、この世に遣わされたのだと。

            ♢

ここでは特にキチジローに焦点をあてて書きましたが
もちろんキチジロー以外の人物の苦悩や葛藤にも、大いに観るべきところがあります。
端的に申しますなら
すべての登場人物の考え方や言動が、大いに考えさせられるものです。
神の目から見て、誰が正しいのかは分からない。
でもおそらく、誰ひとり悪いわけでもないのかもしれない。


・・・こうして書いていても
私の感じた思いがうまく表現できていないように思います。
私自身、本作のすべてを理解できていないような気もいたします。
そういう意味で
私はもう一度(或いは何度も)本作を観るべきかもしれません。
ですから
本作のDVDが発売された時には間違いなく、買います。


「お勧め」などという軽い表現は、本作には物足りないと思います。
間違いなく、観る価値のある映画です。
私の鑑賞後の感想は
(観て良かった)ではなく(観るべき映画だ)でしたから。





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# by dscorp-japan | 2017-01-25 02:12 | 映画・テレビ | Comments(8)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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